東京行ってきました③
さて、今回我々が参加する関西演劇祭in Tokyoですが、その４か月ほど前に本チャンの関西演劇祭が大阪で行われておりました。どちらも主催は、かの吉本興業です。その時も参加しておったわけですが、人生で初めて出会う吉本の社員さんたちに、かなりテンションがあがっていたことを、ここに白状いたします。
しかしここは東京・・・。今回お世話になる吉本の方々は、きっと前回とは違い、東京在住の方たちでしょう！さあ、ついに小屋入りの時間になりました！劇場のあるビルの前でみんなと集合して劇場入りです！私は元気よく受付にいた吉本の人にご挨拶！・・・あれっ。
この人、大阪におった人やな・・・
後ろからもう一人、吉本の人が近づいてきます。この人はさすがに東京の・・・いや・・・大阪におった人や・・・。
どんどん以前見た吉本の人が出てきます。そりゃそうか。だって、in Tokyoとはいえ、関西演劇祭だもん！おんなじ人が関わってるのは、当たり前だよね！
そして私は土産を手渡しました。「面白い恋人」です。半笑いで受け取ってくれる吉本の人・・・。大阪からやってきた人に、大阪からやってきた私が、大阪みやげを。２０２３年度、一番むなしい地産地消の姿がそこにはありました。
さてその後、優秀なスタッフさんたちのおかげで滞りなく場当たりとゲネは終わりまして、劇場を後にしました。外は冷たい雨・・・。とりあえず新宿サブナードに避難します。時間は９時を回ったくらいでしょうか。まあ、新宿なので、お店も遅くまであいていることでしょう！
サブナード、ほとんど閉まってました。
私たちがいたのは、サブナードのはじっこで、通路はコの字になっておりました。でもまあ、通路の先にはJRだのなんだのの駅もありますし、ここで立ち止まって明日のためのミーティングができそうです。
その時、いきなり照明が暗くなり、駅に続く通路のシャッターがガラガラと派手な音を立てて閉まり始めました。
サブナードに閉じ込められる！！焦る私たち。ところが、近くを歩いていた若者は、涼し気な顔で歩いています。どうやら、サブナードには通路が２本あるのですが、そのうちの１本だけが閉まったようです。びびったああ・・・。ルパンやコナンは、いつもこんな思いをしているのですね。
～そしてその日は解散～私と延命聡子さんと緑ファンタさんは両国駅徒歩１分というビジホに向かった～
さあ、両国駅です！
さすが相撲の総本山（知らんけど多分そやろ）！心なしか自動改札の幅も広い！さては力士仕様か？
「とりあえず宿向かいます？それとも、夕食食べてから行きます？」
と延命さん。
荷物もでかいので、いったん宿へ向かう私たち。今回の旅は、全国旅行支援を使ってるので、東京だけで使えるクーポンを受付でもらいます！
「このクーポン使えるお店探します？それか、こだわらずに探します？」
と延命さん。まあ、使えるお店があればいいですよね！
そんなこんなで、雨の両国に繰り出した私たち。時間は１０時過ぎです。でもなんといってもここは東京ですからね！お店はいっぱいあるんでしょ？
そんなに開いてませんでした。
なんで・・・両国だから？東京の人は案外早寝なの・・・？いや、私が、東京を過信しすぎていた。東京とて、人の住む地。早く寝るに越したことないからね！
そんなわけで、できれば肉とか焼いて食べたかったですが、全国チェーンの居酒屋に入る私たち。
「アルコール飲みます？それとも、ソフトドリンクにします？」
またも聞いてくれる延命さん。せっかくなので、飲みますよ！
ここから楽しい会話を・・・と思った矢先、隣の小部屋の男女が、やたらと高いテンションでしゃべっているのが耳に入ります。
「だからさあ、みさきちゃんはじゅんやをささえたいわけえ？？」
「そんなんじゃないんだってば」
「もー、かつさんよいすぎ！うへへへ」
「みさとちゃんもよってんじゃんよ～！」
かなり泥酔している。そしてみさととみさきがいるのか。ややこしい・・・。いやいや、私は延命さんたちと楽しい会話を・・・！
「じゃああいしてるってなんなのってはなしじゃん。そのひとのことささえたいっておもうのがあいじゃん」
「だからかつさんのあいはしらないからあ」
聞きたくない・・・聞きたくないのに耳に入ってくる・・・！
３０分後、かつさんは別の所で居酒屋をやっていて、今日はお客さんと飲みにこの店にきたが、かつさんの店ではそこそこ客同士のラブアフェアーが展開され、かつさんもたまに巻き込まれることがわかりました。なんでこんな、どうでもいい情報を・・・！！
忸怩たる思いで延命さんたちと店を出たのが１２時前。まだ外は雨です。目の前にはファミリーマート・・・。
「ファミマよります？よりません？」
またも聞いてくれる延命さん。この人、とにかく選択肢くれるな！そんなこんなで、東京の一日目は過ぎていきました。
明日、ついに本番！
大阪こばなし・・・大阪といえば吉本のイメージを持つ人が多いと思うのですが、大阪に住んでおれば吉本所属の芸人さん、あるいは吉本の社員さんと自然に知り合うかといえば絶対的にそうではありません。「高校の時の先輩が一人NSCに通ってるらしい」とか、そんな確率です。ただ、吉本関係の人と一人知り合いになると、芋づる式に吉本が出てきます。やはりそこは大阪なのですね。