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「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク参加者募集中

「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク

沖縄久高島の成巫儀礼イザイホー。
50年以上にわたり、数々の映像作家が情熱を注ぎカメラを回した。
その作品群を、はじめて一望のもと上映する。
制作関係者の証言を聞き、記録映画の制作、公開、そして継承について考える。

そんな連続上映&トークを開催することになりました。

沖縄・久高島に情熱を注いだ野村岳也、北村皆雄、岡田一男、姫田忠義、大重潤一郎、葛山喜久監督らの映像作品を一望する、はじめての試みです。

第1回は7月25日(日)18時start。参加者募集中です。ぜひご参加ください。

「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク
東京・東中野 ポレポレ坐にて 2021年7月-12月(全6回)オンライン同時配信予定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000030733.html


■沖縄・久高島を舞台にした映像作品をはじめて一望のもと連続上映

十二年にいちどの午年(うまどし)に行われる沖縄・久高島のイザイホー。
島の女たちが神女となるための成巫式だ。神女となった女性は男の守り神となる。

女性が宗教的な役目を、男性が政治経済的な役割を担うという伝統に、多くの民俗学者や歴史学者が注目し、琉球文化、ひいては日本文化論においても重要視されてきた。

1978年を最後に中断したイザイホーの姿を、21世紀に生きる者がありありと見ることができるのは、主に1966年と1978年のイザイホーを活写した映像を通してだ。

映像作家たちは、イザイホーに、久高に、何を見たのか。
あの時代、なぜ、あれだけの情熱が傾けられたのか。フィルムに何が映されたのか。
映像をどのように将来に遺し伝えていくのか。
作家・関係者の証言を聞き「イザイホーと映像の時代」を考える。

久高島を舞台にした野村岳也、北村皆雄、岡田一男、姫田忠義、大重潤一郎、葛山喜久監督らの映像作品を一望する、はじめての試み。


■プログラム予定(全6回)

第1回 7月25日(日)18時【1978年のフィルムからみるイザイホー】
上映作品:『沖縄久高島のイザイホー・特別短縮版』(1978年撮影/2021年改訂/カラー)
ゲスト:岡田一男監督、三島まき(民俗祭祀研究者)

第2回 8月22日(日)【1966年イザイホーから久高漁師の記録まで 】
上映作品:『カベールの馬〜1966年久高・イザイホー〜』(1969年/28分/北村皆雄監督)
ゲスト:北村皆雄監督

第3回 9月26日(日)【映画『イザイホウ』からはじめた沖縄の映像記録 】
上映作品:『イザイホウ-神の島・久高島の祭祀-』(1967年/49分/野村岳也監督)
ゲスト:城間あさみ・澤岻健(海燕社)+内間豊(久高島出身)+聞き手:北村皆雄監督

第4回 10月24日(日)【1990年のイザイホー撮影】

上映作品:『イザイホー1990年-久高島の女たち-』(1990年/30分/姫田忠義監督)
ゲスト:小原信之(民族文化映像研究所)+澤幡正範カメラマン

第5回 11月【比嘉康雄のみた久高島】
​上映作品:『原郷ニライカナイへ−比嘉康雄の魂』(2000年/60分/大重潤一郎監督)

ゲスト:須藤義人(沖縄大学准教授)

第6回 12月【岡本太郎の沖縄・久高】
上映作品:『岡本太郎が恋した沖縄・特別版』(2013年/2021年再編集/葛山喜久監督)
ゲスト:葛山喜久監督

【主催】 (株)ヴィジュアルフォークロア、エトノスシネマ
【共催】 (株)ポレポレ東中野
【協力】文化財映像研究会・(株)東京シネマ新社、 (株)海燕社、 (一社)民族文化映像研究所、シンプルモンク
【後援】(一社)日本映像民俗学の会、(公社)全日本郷土芸能協会、ねりま沖縄映画祭
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

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