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【読書メモ】言語化力

読書の目的と答え

Q. どうやったら言語化力を高められる?

A. 「スタンスを決めて議論の本質を掴む、そのあと自分が抱いた感情の理由を考える」という思考プロセスを練習する。


学んだこと

まず、スタンスを決める

言語化には段取りがある。最初のステップが「スタンスを決める」こと。自分のスタンスが決まっていれば、何かの議論に対して意見を言う時も気軽にスピーディに発言できる。その発言には、絶対的な正解も不正解もない。

そのあとに議論のポイントを把握する。そして自分のスタンスと議論のポイントを照らし合わせて自分の感情を見つめる。自分が抱いた感情の理由を考えることが言語化のプロセス。


水平思考して言葉を生み出す

言葉を生み出すには思考する。この思考には2種類あって「垂直思考」と「水平思考」。垂直思考は「なぜなら」で論理的に思考を深めていく。一方水平思考は、似たような構造の話を見つけて共通点や差分を図る。

比喩を用いて話すことは水平思考に当てはまる。例えたものを知っている人であれば理解が一気に進む。例えば食べログの美術館バージョン、みたいな比喩を用いれば口コミやランキングによって好みの美術館を選べる世界観を指すことが伝わりやすい。


自分の中で言葉の優先順位をつける、そのあと相手にとっての言葉の優先順位をつける

言葉にすることがありすぎる時、思いついたことに順位をつけるとよい。例えば映画の感想を述べる時にあのシーンもよかったし、ここのCGもよかったし、と並べると印象が弱くなる。1つに絞って伝えた方が印象が強くなる。

もう一つ、相手目線の順位づけができると強い。例では醤油のアピールポイントは人によって違うことが挙げられていた。健康に気を使う中年男性であれば塩分控えめであること、グルメな主婦であれば高級料亭で使われていること。


ネクストアクション

意見を言う時に、スタンスをまず言葉にしてみる。「僕はこう思います。なぜなら...」というようにスタンスを明確にしてから話すと伝わりやすい。かつ思考を整理しながら話せる。

話を聞く時に、話の構造を掴む意識を持つ。そして何か近い構造の話がないか、頭の片隅で探りながら聞く。


ちなみに僕の好きな言葉たち

どれだけ凄いかではなくて、どれだけ凄くなりたいか

去年のDesignshipで、レイ・イナモトさんが最後に語っていた言葉。ぐさっときた。僕は「20代前半の中ではけっこう凄い方」とか「弊社の中では割と頑張ってる方」とか、小さな枠組みを作って自己肯定してしまう時があった。今の自分の評価じゃなくて未来の自分の目指すところを見ようと思えた。


俺は俺だっつったろ。で、お前はお前だ。どっちがどうのこうのなんてくだらねー話だよ。

NARUTOの中忍試験編で奈良シカマルが放った言葉。チョウジの「シカマルは強くてすごいけど僕なんて...」みたいな発言に対する返事。人間誰しも得意不得意があるのだから人と比べて一概に強いとかすごいとか比べるの格好悪いな、と小学生ながらに感じた。


チームがエースを育て、エースがチームを強くする

ダイヤのAで読んだ言葉。どんなシーンだったかはあまりシーンは覚えてないけど、理想の組織を感じた。ここでいうチームとエースの関係性に会社と自分がなりたい。


小さな仕事ができないヤツに、大きな仕事は、頼まないもんだゼ!

子供の時に見つけた、カロリーメイトのCMで流れていた言葉。真理をついてる。多分CM見たときはかなり小さいときだったけど、働くようになったら小さい仕事も真面目に頑張ろうと思ってずっと忘れていない。

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