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曖昧な判断の末路 選択の重要性について

皆さん、こんにちは。かんおさです。

毎度ながら今日も駄文をこさえておりますが、お読みいただいております皆様、本当にありがとうございます。

先日の記事より、ウクライナの情勢が更にその混迷を深めております。
それは世界情勢の変化を如実に示すものであり、その選択によっては日本の行く末にも多大なる影響を及ぼすような事象が連続して続いております。

そんな状況の中で、先日、日本がまた一つ選択肢を選び、事なきを得たポイントがありました。
一方で、選択をせず曖昧にした事で、明暗を分けた国がありました。
その辺りが非常にわかりやすい事例に私には思えましたので、その点を含めてご紹介したいと思います。

今回も、持論を極めて個人的、かつ独善的な視点で好き勝手に書き散らかしておりますので、お読みいただく際には、気構えを持ってお望みいただければと思います。

人は常に岐路に立たされている

まず、前提条件として私の人生観について、少しだけ語らせて下さい。

生きる上において、人は常に選択を迫られていると、私は考えております。
勿論、それは自覚的、無自覚的に限らず、です。

例えば、朝起きて、最初になにをするか。
ふいにいつもと違った事をしたくなったとき。
買い物で欲しいものを見つけてしまったとき。
素敵な景色に出会ったとき。
嫌なことがあったとき。

自分がどのように振る舞い、どう行動するか。
それはその瞬間の自分の選択である。そういう考え方です。
これは、前々から私の記事で散々申し上げております、自己受容に繋がる考え方をする上で、割と重要な部分だったりします。

つまり、今の自分を作り上げているのは、過去の自分の選択故(ゆえ)である。
そういう考え方の元、私は今を過ごしているのです。

勿論、厳密にいえば外部からの要因が絡む事象が無いとは言いません。
それに、その時の自分では何度同じ場面を繰り返しても、選び取る選択肢は同じになっただろうという事象も数多くあったりします。

例えば私の場合は、氷河期世代だったので本当に時代に翻弄されたと実感しております。
今なお、その影響で私のように底辺層から脱せずに、何とか生きながらえるので精いっぱいという方も多くいる事でしょう。

ですが、一方でだからこそ

次はこうしよう、とか
もし同じようなことがあったら今度はこうしてみよう、など

後悔や反省を土台として新たな選択肢を選ぶきっかけを得ることができる面もあるんだと私は確信しています。

ちなみに選ばない場合は? という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
選択肢の中には見えているものだけではなくて、見えない選択肢も存在していると私は感じております。

それが「選択しないという選択」です。

選択せずに、とりあえず放置して曖昧にしておくとか、棚上げにすると言うのも立派な選択であると私は考えております。
そしてこれは日本人であるなら特に得意技と言っていいほど、色々な場面で活用(?)しており、割と便利な選択肢の一つであったりします。

なので、今あげました様に、それらの選択の結果、これは仕方ないと思うこともあり、次はこうできるようにしようと決意することもある訳です。
そんな事が連続していった結果、今の私という存在が構築されていると私は考えているわけです。

曖昧な選択の良い所、悪い所

曖昧な選択について、もう少しだけ掘り下げておきたいと思います。

先ほど述べました外部要因を考えるうえで、以下のように
「〇〇のせいだ! だから私は悪くない」と開き直ってみたりとか、
「仕方なかったんだ」と諦めたりすることもあるでしょう。

どちらも短期的には選択肢としてはありなのですが、これは実は選択しているというより棚上げしているに近い心理だと私は実感しております。
現に、その様な考え方で物事を受け止めずに放り投げてしまっていると、いつまでも心の奥底にそれが横たわったままになってしまって、重しになっていきます。

何故なら「何かのせいにする」という事は、「何も変えられない」という事と同じ意味を持つからです。

先ほどの例で、私の境遇で言えば、
今の状況を氷河期世代だから仕方なかったとか、
政府が何も対応しなかったから今の状況になったんだ、
と開き直ってしまったと仮定しましょう。

それでちっぽけな自尊心は保たれるかもしれませんが、それだけです。

それでも短期的とはいえ、その自尊心を守る事自体はとても大事だと思います。
でないとその次に踏み出せない位に追い詰められている方だって、きっといらっしゃるでしょうし、私もその一人でした。
また、時間を稼ぐという意味では、とても優秀な選択肢の一つです。
考えたり確認する時間を稼ぎ出すために、この曖昧な選択は絶大な効果を発揮します。

ですが曖昧一辺倒だと、いつまで経っても何も変わりませんし変えられません。
氷河期のせいで私はこんな生活になったんだ。あの時の政権が悪いんだ。
それで終わってしまったら、不満だけを抱え続けて生き続ける事になります。

だからこそ受け止める為に選ばなくてはならないのです。
氷河期のせいで私はこんな生活になったんだ。あの時の政権が悪いんだ。
だけど」、私にももっと出来ることはあった筈だよね。

この裏表というか、抱えたものの反対を見るという行為が次の一歩に必要です。
そういう考え方を持った結果、

今成功している人は、どういう風に乗り切ったのかな?
あの時どうすればよかったんだろうか?

という次へと進めるからです。
曖昧さは便利ですし大事なのですが、それだけだと先へは進めません。
曖昧な選択との付き合い方も良し悪しという事を知って頂ければ嬉しいです。

岸田政権の危うい曖昧さ

そんな私から見ると、今の日本は本当に無数の選択肢の中から、良い未来へと至るためのものを選ばなけらばならず、難しい岐路に何度も直面していると感じております。

そうした中で、前の記事にも書きましたが、今の岸田政権は、曖昧さを前面に押し出して戦うタイプの戦略をとっています。
これも書きましたが、そんな戦略も平時であればそれほど問題ではないのです。

ですが、今はこんな状況下です。未だに流行病によって国民は疲弊し、更に海の向こうでは侵略戦争が起こる始末です。
こんな状況下で「ちょっと検討します」とか悠長な事を言って許してもらえるわけがないんですけど、それがどうやら理解できてないのが、今政権の特徴です。

先日、私個人としては、ですが肝を冷やす出来事がありました。

既にこの記事を読んでいる皆様はご存じの通りかと思いますが、米英・EU各国がロシアに対しての制裁としてSWIFTからの排除を「共同声明」で発表したことです。

ここで私が、あちゃーと思ったのは、この共同声明に日本が含まれていなかったことです。

これが何を意味するのか? 察しの良いここに来られておられる皆様ならお分かりかと思います。

端的に言えば、日本は乗り遅れてハブられている訳です。
そしてその原因は、間違いなく岸田政権の取ってきた曖昧な態度にあります。
だって、岸田政権の前、菅さんの時には、バイデン大統領はわざわざ菅さんを呼び出して会談している訳ですよ。
つまり、この時点においては、アメリカと日本の関係はある意味で対等だったわけです。

ですが、今回は完全に日本は蚊帳の外に置かれておりました。
事前に各国と協議し合意できているなら、この声明に名を連ねていないわけがないのです。

ここでより深刻なのは、仮に事前に通告されていたとしたら、日本はその態度を保留、または拒否したことになります。
まぁ、今までの岸田政権の動きを見るに、「検討します」とのんきな返事をしたんでしょうが。

更に最悪なのは、元々、通告すらされず、完全に蚊帳の外だった場合です。
その場合は、本当に最悪で、日本に通知する意味がないという事になります。

つまり、各国から見て日本は信用できないと判断されている訳です。

これは、どちらにせよ先行きが見えないこの状況下においては致命的な事です。

ですから、遅まきながら日本も追従するようにSWIFTへの制裁に加わることを発表したんです。

この辺りの行動は、評価に値すると思います。
手遅れになる前にちゃんと表明できたこと、それ自体はとても良い事です。
結果として、日本も平和を愛する世界の一員としてアピールすることができた訳ですから。

一方で曖昧な態度の危うさを体現した韓国

何故なら、もし仮にここで何もせず見送ったらどうなったか。
それを、お隣の国である韓国さんが体を張って示してくれました。

概要としては、以下のように韓国さんが非常に曖昧な態度だった結果、信用されていないという事が判明してしまった形になります。

韓国は国際社会の制裁に参加するとしながらも「独自制裁はない」と一線を画す矛盾した動きを見せている。直ちに米国は韓国を積極的な制裁参加国と見なさない兆候が所々で見られる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a1eda2358c5afffcb8e92428642fcfb3f3ad10a

これはその通りで、日本ですら完全に韓国さんに対しては国としての信用度を爆下げしている状況です。
アメリカを始め、他の国でもその傾向は変わりません。

韓国の外交戦略として、曖昧戦略をとってきましたが、そのつけが今、帰ってきた形になっております。

鈴置:確たる信念もなく、その場しのぎであっちへフラフラ、こっちへフラフラ。文在寅大統領は中国に行けば、中国と運命を共にすると言ってみせる。米国に行けば米国と共闘するようなことを言う。しかし、米中いずれとの約束も行動に移さない。日本や北朝鮮に対しても食い逃げばかりしている。貰うものは貰って、後は平気で約束を破る。  当然、米国からも中国からも、日本や北朝鮮からも舌先三寸の指導者と見切られて相手にされなくなりました。四面楚歌は自業自得なのです。韓国人が一番気にする「国の格」を完全に貶めました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/64ed3089f1f38f2335babb2d6c9ad104d4db77e4?page=6

恐らく、外交の天才(天災?)を自称する彼にすれば、うまく立ち回ったつもりなのでしょうが、日本人の感覚……いえ、普通の人の感覚からして、こんな風に八方美人な人を信用するというのは土台無理な話です。

これが曖昧さを前面に出した外交、もしくは人間関係構築の末路です。

少し考えればわかる事ですが、結局のところ、良い関係を築くのに最も大切なのは信頼であります。
これは人だけでなく動物ですら適用される、不変の原則ですよね。

当たり前ですが、あっちで陰口をたたき、こっちで噓を平気で付く。
そんな人、信用されるわけがないんですわ。当然の結果であります。
そして、そんな曖昧なその場しのぎの結果が、こうなるというとても分かりやすい例を実践してくれました。

ここで一つ注意しておきたいのですが、韓国さんは国の代表やその方針としては、最悪極まりない対応をしてこうなりましたが、そんな代表をだしてしまった国民の皆さんには同情を禁じえません。
勿論、国の代表を選んだのは国民の意思の結果なので、そこはそれとして責を負って然るべきところはあるのですが、国民と言っても色々な人がいます。

今回、こうなる事を全く夢にも思わず、輝かしい未来に期待して、代表を選んだ人も多いでしょうし、その気持ちは否定されるものではないと思うのです。
ただ、結果は結果。燦燦たるものですので、ちゃんと反省・検証し、次に生かしてほしいと願ってやみません。

またこれから、と言うか散々申し上げております通り、もう韓国の経済はガタガタなので再起は難しいと私は考えております。
色々な方面で信頼を足蹴にしてきたつけを、残念ながら国家単位で支払う形になるでしょう。

この国難にあって、国民の皆様の窮状には察して余りある苦労があると思いますが、何とか生き延びて、その先で日本と手を取り合う未来が訪れると良いなと思っております。
ただし、反日思想に染まっていない方限定で、どうぞよろしくお願い致します(ぶち壊し

日本も明日は我が身 歩調を合わせ明確な態度を

偉そうに書いてますけど、正直、先ほども書いた通り、今の岸田政権では不安しかありません。

というのも、既に中国様に付帯しまくっておりますので、早くも暗雲が立ち込めてるんですよね。

中国への非難決議を始め、北京オリンピックの外交ボイコットなど、打っても響かない動きが目立ちます。
この辺りは、公明党のせいだという方もいらっしゃるのですが、確かにそういう一面もあり、影響もあるとは思いますけどそれだけで、こうはならんでしょと私は考えてます。

私も公明党の中国びいきに始まって、子供世帯推しは辟易しておりますが、それはそれです。

あくまで政党としての主張なだけなのであって、真の問題はそれにホイホイ乗っていく今の政権の体制にあると私なんかは思うんです。
まぁ、それも今年の夏でどうなるか分からない状況ですので、ここはちょっと見守りたいと思います。

で、そんな岸田政権の曖昧さは、一方で強かであると評価する傾向もあります。
私もそういう即決しないで慎重に対応するという面が良い場合も多々あるのは理解しております。
理解しておりますが、先ほどから申し上げております通り、今のこの外交状況においては、スピード感は絶対的に必要です。
そんな私の意見と、比較的同じようなことを書いている記事がありましたので、併せてご紹介しておきます。

この一寸先は闇な状況で、一番の大国であり同盟国である米国に疑われるような態度は、百害あって一利なしです。
米国と中国が争う中で、中国が覇権を取った場合、日本に待っているのは完全なる統制社会であることは疑いようがないでしょう。

そうしたら私の好きなゲームができないじゃないですかーやーだー(こら

まぁ、真面目な話その点だけでもマイナス1億点位ですし、もう香港のあの惨状見て、中国様に統治されたいーって人いないと思うのですが。

ですから、既にはなから選択肢なんてあって無いようなものです。
ですが、それがあるように見えてしまうだけでも米国から見れば信頼を損なう原因になりかねません。

じらしておいて譲歩を引き出すとか、そういう戦略としては「平時なら」ありですが、この一触即発の状況下でそんな事したら、二言目には「で?君はこっちにつくの?向こうにつくの?」ってなりますよ。
それも既にお隣の韓国産がやらかしまくってくれているのに、何でそれを学習してないの?と私なんかは首をかしげてしまうレベルです。

もし熟慮していられる時間が与えられているなら、そうすれば良いですが、今は、即断即決し信用を損なわないことが求められてます。

もう岸田政権には、せめて外交だけでもいいから、その辺をはき違えないで頑張って決断して欲しいです。いやマジで。
ダメそうなら割と本気で夏の選挙でサクッと政権交代して欲しい位です。

何もかもが遅すぎる決断できない総理大臣として名を残さないように祈るばかりであります。
ちなみに、最近は巷では「検討士 岸田」なんてあだ名もあるそうですね。沈没させないで何とかうまく日本の舵取りをして貰いたいものです。

今回はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました。

こんにちは! 世界の底辺で、何とか這いつくばって生きているアラフォーのおっさんです。 お金も無いし、健康な体も無いけど、案外楽しく生きてます。 そんなおっさんの戯言を読んでくれてありがとうございます。