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オーガニック野菜は作り手によって味が違う!

野菜をオーガニックに切り替えていきたい、興味はあるけどよく分からないという方向けに
●オーガニック野菜とはどのようなものか
●より豊かに味わうために知っておくとよいこと
●野菜の宅配業者を選ぶ基準

などについてお伝えいたします。

最近、オーガニック野菜を扱う宅配業者が増えてきました。
お任せしてしまえば簡単なのですが、基本的なことやオーガニック野菜の楽しみ方を知っておくと、宅配業者を選ぶ時にも役に立ちますし、今頼んでいるところを続けてもいいの?など、考えるきっかけになると思います。どうぞ最後までお読みください。
私の経験が少しでも参考になると嬉しいです。


1.私の始まりは、オーガニック歴20年の農家さんが作った人参

私がオーガニック野菜や果物を選ぶようになったのは、まだ5~6年で最近のことです。それ以前は、残留農薬を落とすために、洗い方や料理の方法を工夫する程度でした。

きっかけは、オーガニック栽培を20年以上している人参農家さんとの出会いです。

■空気がふかふか、綿雪のような土壌
お邪魔させていただいたその農場でまず驚いたのは、空気を含んだふかふかの土壌です。長靴で足を踏み入れると、足首まで簡単にふかっと入るほど軽く柔らかい綿雪のような感触で、素人の私でも、この土壌ならさぞ人参も気持ちよく成長できるだろう、と容易に想像できました。

農家さんの話によると、空気を含んだ土壌には作物の成長によい影響を与える有機的な微生物が生まれるのだとか。一方、慣行農業の土壌は農薬や化学肥料の影響で地面が固く、微生物もほとんどいないそうです。

■これまで食べていた人参と、まったく違う味に衝撃!
その人参の味は、これまで食べていた慣行農業のものと同じ作物ですか?というくらい、甘くてコクがあって、噛めば噛むほど爽やかな旨みが口の中に広がりました。あの土壌のかぐわしい香りが人参からもほのかに感じます。

素材を生かした料理などといいますが、材料がよければ手間暇かけた凝った料理も、余計な調味料も必要もない、まさにその通りだと思いました。
それが今の私の食生活の基本になっています。


■知識や情報に振り回されず、五感で感じることも大切
こうして、今ではどっぷり”オーガニック的”食生活にはまっているわけですが、私の場合は、安心な野菜を手に入れたい、環境問題に興味を持って、などの知識や情報が先行していたのではなく、
あの農場の清々しさと人参の味に感動し、五感に訴えかけられたというのが始まりです。

皆さんの中にも、オーガニックって難しそう、何がいいのかわからない、という方もいらっしゃるでしょう。
知識や情報など頭で考える前に、おいしくて五感が震えるほどのナチュラルな味との出会いを体験して欲しいと思っています。


2.なぜオーガニックなのに、おいしくないのか? 味が違うのか?

自然食品店や宅配業者などを利用して、いろいろなオーガニック野菜を食べ始めるのですが、ある疑問が湧いてきました。

オーガニックなのに、あまりおいしくない野菜があったり、なぜあの人参の味に出会えないのか?
皆さんの中にも、せっかくオーガニックを買ったのに、味がいまいちだったという経験があるのではないでしょうか?

私はまだ、気付いていませんでした。
●野菜は工業製品ではなく、自然のもの、人の手で作られていること
●オーガニックは、自然環境の保護が第一の目的であること


自分の無知や慣行農業の野菜に飼いならされた味覚にショックを受け、でも、やっぱりおいしい野菜が食べたい!と思い、勉強を始めました。

結論は、オーガニック栽培を始めて1年目と20年以上では
①土壌が圧倒的に違う
②作り手の工夫の積み重ねが違う
大まかにはこの2点の掛け算が味の差を大きくします。


①土壌が圧倒的に違う
2~3年前まで農薬や化学肥料を使っていた慣行農業の土壌を、オーガニック用に移行したとしても、そう簡単にあのオーガニック歴20年のような、微生物が有効に働く土壌には育ちません。
土壌が違えば、当然そこで育つ野菜にも大きな差を生み出します。

②作り手の工夫の積み重ねが違う
慣行農業は、大量生産、効率、均一性を目的とした農法ですので、同じ品種であれば、ある程度は同じ味、サイズ、収穫量が望めます。

一方、有機農家さんは、自然の力を活かしながら、その地域の風土に合った栽培方法を自分で確立していきます。日本全国津々浦々、同じ栽培方法とはいきません。

作り手独自の工夫、センスが農作物に反映されます。ある意味、想像力が問われるクリエイティブな仕事で、オーガニックの醍醐味ともいえます。
ある程度の年月と経験が必要ですが、試行錯誤の経過も一緒に楽しめるのは素敵な体験です。

3.野菜の宅配業者は何を基準に選ぶ?

「オーガニックだからおいしい」と、単純にはいかないこと、その理由もおわかりいただけたと思います。
やっぱり難しいそうだ、と思ってしまった方も、宅配業者のサービスを試してはいかがでしょうか? 私も利用しています。

なぜなら、私たちの代わりに
●農家さんとコミュニケーションを取っている
●味について、ある程度の質は保ってくれている
●普段は選ばない変わった野菜で食卓の変化をもたせてくれる


さらに
●野菜の勉強になる
こうゆう見た目の場合はこんな味や食感がある、本当の旬の味わいを体験できる、季節によって味が移り変わる、地域や作り手によって味が違うなど、五感をフル活用しながら身をもって学ぶことができます。

最後に、私が重要と考えている基準
✓目指していること、理念やポリシーに共感できるか
✓取り扱っている加工食品に、どの程度食品添加物を許しているか

これ、意外と各社によって違います!
美辞麗句で理念を語っていても、加工食品に食品添加物を多用していたら、私は大きな矛盾を感じます。
宅配業者を選ぶ際、加工食品のラインナップもチラッと確認することをおすすめします。

ついでに
オーガニック野菜をサラダでいただくなら、市販ドレッシングから”ゆるっと”卒業しませんか?
こちらも併せてご覧ください!


このコンテンツのコンセプトは、”ゆるっと”「オーガニック的食生活にシフト」です。
厳しい目線で野菜をチェックし選り好みするのではなく、オーガニックの理念でもある「自然の恵みや生物の多様性」を受け入れていきませんか?

その先に、心も豊かになる食生活が待っています。




★私の自己紹介的なコンテンツです!
『オーガニック的食生活』をおすすめする21の理由


★オーガニック的食生活の具体的なビジュアルを見たい方は、私のインスタグラムもご参考に!

https://www.instagram.com/kanonhappyhealth123/


★最後までお読みいただいたお礼として、
「スキ!」で今日のラッキーフードをお届けしています!


noteはオーガニック的にゆるゆると更新していきます。
また、ここでお会いしましょう。

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