iPhoneのパスコードを変更した話
iPhoneのパスコードを変更した。紙に書いて、いくつかの候補の中から選ぶのである。その紙にはパスコード以外の事も書いてある。2週間後に決定した旅行の日程、ホテルの候補などだ。紙を多用する生活をしているので、どれが必要でどれがもう使用済みなのかはっきりさせておきたい。旅行の日程はもう決まったからいいのである。そしてその紙を捨てる。
ああ、まだパスコードを覚えてなかった。
ああいけない。破ってゴミ箱に捨ててしまった。ああ、大変。Appleサポートに電話しなくちゃかなあ。ああ。
Safariで「iPhoneSE パスコード 忘れた」を入力し検索。内容は、PCを使ってリカバリーモードにする。データ消失。ああ。手間。
ああ、再設定したパスコードを覚えておらずiPhoneのデータを失うとは笑止。
iPhoneの電源を落とさない限りはパスコードの入力を求められる場面はないから、うっかりして電源を落とさない限りは大丈夫。予定があるので出かけることとする。
さわやかな緑に囲まれた路地を走行しながら微笑んでしまう。ああ、面白い。どうなってしまうやら。帰宅したらゴミ箱から紙を取り出して復元するしかない。
帰宅。そのまま紙の復元に取り掛かりたいところだが、ルーティン的にも衛生的にも安全面をとるために手を洗いうがいをする。紙の復元を急いだために感染症に感染するわけにはいかない。
紙の表と裏を区別する。使用済み用紙の裏紙をメモ帳としてつかっている。色の区別があって助かった、などと思ってしまう。
パスコードとは全く関係ない文字の部分から復元する。ああ、こんなパズルをやることになるとは思っていなかった。
かたちの合うものを探す。文字がつながる部分を探す。数字が書かれているものはその周辺に集めておく。
今回のパスコードは足して15になるはずだ。となると? パスコードは今日だけで2回変更した。1回目の変更ではなく、2回目の番号がわからないといけない。
なんとなくではあるが、連続した4文字の数字がある。今回のパスコードは5桁だった。ということは? その前にくる紙のかけらをみつける。5桁になる。おお。
パスコード再設定の画面に行き、1度入力を失敗、といまだに表示されている確認画面に5桁の数字を入力する。突破した。
おお。復元できた。新しいパスワードをなんども区切って確認してみる。唱える。これで新しいパスワードを覚えられそうだ。