見出し画像

400字で分かる落語

「あ」の落語第8席:青い鳥(あおいとり)
【概要】 小学校の学芸会、二人だけがあぶれ、育的なお芝居をやってくれと言われた父親、メーテルリンクの『青い鳥』を貸してもらう。青い鳥を探すが見つからず、本当の幸せは自分の家の中にあると気付くという話らしい。今から芝居は無理だからミュージカルにしようと、華僑曲の「私の青い鳥」に振付をする。「ようこそここへ」と手招きをし、指を九本出して「クッククック」、口をパクパクさせて「恋をした」……「それは池の鯉じゃない」
 ともかく振付が決まった。奥さんが、
「練習は公園でやったらどう」「そうはいかない。家で練習するのが当たり前だろう」「どうして」「だって、青い鳥は癒えの中にいるんですから」
【成立】 三遊亭円右の創作落語。桂夏丸が受け継いでいる。
【一言】 歌は1973年の桜田淳子、各賞の新人賞を取った。夏丸が教わったのは2006年、3月22日に円右が亡くなったので、古今亭寿輔師匠が上げてくれた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?