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『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』

我が子に読ませたいライトノベルNo.1 

評価

総合評価   ★★★★★
冒険・バトル ★★
恋愛     ★★
政治・経済  ★★★★★
シリアス   ★★
軽快度    ★★★★
キャラクター ★★★★★

▶︎冒険・バトル は?
所々にあるけどメインではない。

▶︎恋愛 は
他人の恋路に首をツッコミたがるが、マインは恋愛偏差値低すぎる。児童書くらい健全

▶︎政治・経済は?
本が高級品の世界で紙の本を作り図書館の司書を目指して登り詰めるが!?

▶︎シリアス?コメディ?
明るいキャラが多くシリアス感は少ない。

▶︎読みやすさは?
テンポ良くとても読みやすい文章です。よく練られているので読めば読むほど楽しいです。

▶︎キャラクターはいい感じ?
キャラの数だけ個性がある!ってくらい個性の強いが多い。そしてその個性にハマります。

あらすじ

無類の本好きの麗乃は本に埋もれて死んだ。本に未練たらたらの麗乃が転生したのは家から出れないレベルの虚弱な少女だった。

しかも家の中を探すも本が1冊もない。本に囲まれた生活を得るために前世の記憶をフル活用して下剋上する。

この本のポイント

『本好きの下剋上』というタイトル通り、本好き過ぎるマインが本を求めて暴走して下剋上していく様がおもしろい!

異世界の貧民街のベットからはじまるマインとしての人生は現世の日本との違いへの衝撃からはじまる。

そして序盤は著者はあえてクソガキっぽく欲望に一直線で周りを振り回すマインを描かれている。実は中途半端に大人なわたしにはワガママなマインが受け入れ難く1巻で何度も挫折している。

でもそんなマインも成長するし、周囲の子どもはもちろん大人だって学習して成長する。その変化を読むのが楽しい。

特に、エピローグ後や短編集で読める短編は本編のエピソードを違う目線で読める。「同じ話だろ?」って思うかもしれないが誰の目線か変わるだけなのにちゃんと新鮮味があって読み応えありなので是非飛ばさないことをお勧めします。
また『小説家になろう』版ですが、書籍版の続きが気になってその後の話から最後まで読みました。もちろん以降の巻も買って読みますが、先に楽しんでもいいと思います。
なんなら本編終了後の話の番外編『ハンネローレの貴族院五年生』も面白いので本編読了後には是非読んでみてください。書籍版と遜色ないクオリティで書かれてるので書籍版から入ったわたしでも楽しめました。

キャラクターの成長、そしてマインの常識と非常識な行動は成長期に読めばいい刺激になると思うんですよね。今1番我が子に読ませたい!と思うライトノベルですね。まあ、どこから本好きになってもらっても母としては嬉しいのですが…

Amazonライトノベル第1巻 

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この本の次におすすめの3冊

①ビブリア古書堂の事件手帖

マインと同じくらいの本好きな古本屋の店主が本に纏わる謎に挑むミステリーです。ライトノベルというより推理小説ですね。スタバとかで読みたいいい小説です。
▶︎『ビブリア古書堂の事件手帖』をAmazonで買う

② 薬屋のひとりごと

薬が好きすぎる女の子の話。舞台は中華系なので雰囲気は変わりますが、どこか似てるなあと思うんです。下剋上するところとか。(本人は下剋上したくないんですけどね)
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③ 天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~

人がではなく赤字の小国の王子様が下剋上しちゃう話です。絵柄から男性向けの萌系かなと思って敬遠してたのですが、女の子全然いけると思います。
▶︎ 『天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~』をAmazonで買う

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