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【学校設計♯1】 記念品や寄贈品には注意しよう

学校の設計経験を踏まえて、
学校を設計する際に気を配ると良い事をシリーズ化します。

第1回目は、『記念品や寄贈品には注意しよう』という話。

まずは、既存の校舎や敷地内にある記念品・寄贈品について。

これらのものには歴史があり、今いる学校の先生方では廃棄するという判断が難しいことが多いです。設計段階で記念品などの有無をしっかり確認し、新たな建物や敷地内に配置する必要があるのかを事前に調整・配置計画をしましょう。
石碑や銅像などもあり、置き場所に困ることも。そして、それら重量物は配置するのにコンクリートの基礎が必要であったり、移設費もかかるので、しっかりと実施設計図に盛り込む必要があります。


現場に入ってからも気を緩めてはいけません。
新たな校舎の竣工記念にOBやPTAからさまざまなものが寄贈されることがあります。そういったものがあるか現場の総合図段階で学校に確認しましょう。

その確認を疎かにしてしまうと……
竣工後すぐに予期せぬ場所に寄贈の時計などが。。。
そして、その時計に電源を送るために露出の電気配管が外壁を縦横無尽にニョロニョロと。。。ショック。。


記念品や寄贈品には注意しようという話でした。

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