ジェンダー フロム バークレー
バークレーと聞いて、ボストンのバークレー音楽院を想像したのだけど、どうやら違うみたい。カリフォルニアのバークレーの出来事。
そこではトランスジェンダーに配慮して、性別を含む単語をNGワードにしちゃおうってアイデアが市議会で可決されたらしくて。
へえ、そうなんだ。
自治体単位で先陣を切るあたりが、意識高い系の西海岸って感じ。
しかし現実的にはスポーツマンとかマンパワーとか、マンもウーマンも慣用句レベルで浸透しちゃってる。メンインブラックは無事なのかしら?
と目に飛びこんできた単語は「マンホール」。
マン=性別を含む単語だから、今後はメンテナンスホールと言い換えられるそうだけど、
え。マンホールのマンって、男って意味だったの?
じゃあ男のホールってどんな意味だったんだ?
と突っ込みをいれたくなりました。穴だけに。
は。私ったら何てことを(笑)
日本語にもあるよね。
嫉妬とか女々しいとか。
いったい女ってどういう扱われようなんだ。
でも否定しません。言葉たちは生まれて根づくまで長い時間をかけて揉まれてきた、私たちの思想の反映でもある。
それに表面の言葉を禁止して美しく整えても、その電気ケーブルはオスピンとメスピンでコネクトされているのだし。その建物はマスターとスレイブで制御されたロボが組み上げたもの。
(バークレーではマスターも男性の意味を含んでるからNGらしい)
とか考えたら、釘を一本も使わない伝統的な仕口《しぐち》工法は非常にジェンダーフリーだと思った。
古いお寺とかの建築法。
木と木を対等に組むんです。
釘を打つ打たれるでなくて。
思想って深い。
折り紙工法とかあや取り工法で、嫉妬深いあやかしが出る幕のない、ジェンダーフリーな建物つくりたい。
んで、ジミヘンのライブフロムバークレー。
指が長すぎてネック細く見えるけど、ポジショニングえぐい。
そしてえろく見えるのは、ジェンダーフリーからさらにフリーになったナチュラルな私の感覚のせい。
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