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初めての転職。大学病院とのギャップ編
皆さんこんにちは。
久しぶりの投稿になってしまいました...
すべての子どもをお預かりできる看護師によるケアリングサービスを提供しています、株式会社Medi Blanca 代表の横山 佳野です。
今回は、初めての転職。大学病院のギャップにについてお話していきたいと思います。
配属先はまさかの...
大学病院で5年働き、忙しい現場に疲れ、初めての転職。
某専門病院は、病棟(内科・外科混合)と外来、オペ室がありました。
「まあ〜病棟っしょ!」と謎の自信があり、
入職する少し前に、某専門病院から配属先の手紙が届き、開けると、
「配属先 手術室」
えっ...うそ...いっちばん嫌なところやん。まじ清潔操作ちゃんとできないし、←それはそれでやばい。
器械出しとかよくわからんし、器械の名前覚えられないし、絶対嫌だわ〜最悪。何かの間違いであってくれ。
と思っていたが、残念ながら間違いではなかった。(笑)
入職当日、同期が合わせて10名。
「みんなで配属どこだった〜?」という話になり、「私病棟!」
「わたしは外来」などと話していていると、オペ室が誰もいない。(笑)
えーーーーひとり...寂しい...ぴえん
寂しいというか、不安。オペ室よくわからないのに、これから待ち受ける試練を誰とも共有できないのだという、不安。
オペ室の同期現る
いざオペ室へ。
めちゃ狭い休憩室に入ると、すんごいキャピキャピしたお姉様が、
「オペ室なの?わたし昨日まで病棟にいて、今日からオペ室なのーーー!
えーーーーよろしくね〜🥺💕」
はいっ!🙃(笑)
なになに、前の病院にはいない感じのキャピキャピ。さすが、一等地にある病院。看護師も大学病院と全然違うわ。(笑)
そのお姉様、とても話やすかったのですが、まさかの年齢が一回りも違ったことが判明。
一度医療事務で働いていたけど、看護師に憧れて、もう一度学校へ行き直し看護師免許を取ったそうです。
転職したばかりで慣れない環境、そしてオペ室でのルールを覚えるというミッションをともに頑張ったお姉様。そしてつらい気持ちを理解・共有してくれて、あの頃は本当に心が救われました。
ルールのクセが強い
オペ室。
一日10件を2台で回すので、とにかく回転が早いんです。
そう、私が求めていた楽して稼ぐ〜♪という環境と全然違う。(笑)
もう動きの全てが全部マニュアル通りで、
「えっ別にこれ、こうじゃなくても問題なくない?」を少しでも逸脱すると注意される。
それがきつかった〜。別にエビデンスがあれば納得できるから良いんですよ。
はい、ないんですよ。(笑)
あと執刀医によって「渡し方は強めに」
とか、「糸の持ち方はこう」とか「針の渡し方はこう」とか「あの先生は、このデバイス絶対出すから準備して」とか、先生毎のこだわりを覚えないといけないんですよ。
あと麻酔医が曜日毎に午前・午後で違うんですよ。
そしてこれまた、こだわり強めで。(笑) すぐ怒るし。(笑)
はい、色々あるんですよ。
そう、これを全部覚えて動けるようになるまでが本当につらかった。
あ〜向いてない。向いてない。流石に転職したばかりで、辞めたいとは思わなかったけど、早く異動したい。と思ってました。
あれよあれよと、半年経った時に、
ふと、
「あっ、オペ室面白いかも」
と思ったんですよ。
あんなに向いてない。向いてない。って思ってたのに。
できない時って、つらいし、先輩にいつもみられてていつ指摘されるんだろう、ってストレスを抱えながら働いていた。
でもできるようになったら、「あっ。面白い!」と思えて。
つらかった壁をぴょん!って乗り越えた感じ。
テッテレー!って、レベルアップした感じ!
あれってなんだろう。表現は難しいんですけど、すっごく嬉しいんですよ。
先生に言われる前に求めてる器械を渡せると、「よしっ!」って思えたり。
あっ、自分成長したかも。って。
でも、この快感得られるまで、時間はかかる。
できないからってすぐに投げ出さず、できるようになっても「やっぱり嫌だな」と思ったらやめればいい。でもそのできたことは、きっと自分の経験値に繋がるはず。
いくつになっても成長し続け、少しずつで良いからできることを増やすと、自信に繋がる。
これが自分を成長させる上で大切なことだと思うし、この感覚を持ち続ける人が成功し、「もう歳だから」「どうせできないから」と諦めたら負けだと思う。
年齢なんて関係ないよ。だって今100年生きるんですよ?
まだ私は30代。あと70年も生きるんだから!一度きりの人生。挑戦しないわけにいかないですよ!!😤
突然の辞令
オペ室で働いて、はや1年半。
リーダーなんかもやりだして、結構やりがいをもって働いていたら、いきなり師長さんに呼ばれ、
「来月から、病棟で!」
そう。某専門病院は、神の一声で毎月異動があるんです。
病院側としての考えは、「すべての部署を経験して専門性を高めた看護師を育成する」ということで。。。まあ気持ちは、よくわかる。
けど、いざ辞令が出ると、しゅん...ぴえん...となりました。
オペ室は結構人間関係も良く、文句を言いながら働いている人もいましたが、より良い周手術期看護ができるようにと、みんな一生懸命働いていました。
そして、あのお姉様。
「寂しいけど、佳野ちゃんなら大丈夫!仕事できるから!頑張ってね!キャピッ🥺💕」と言ってくれて、プレゼントをくれました。相変わらずのキャピかわでした。
部署は変わるけど、病院は一緒だし。お互い頑張りましょう!とオペ室を後にしました。
念願の病棟。そこは...
某専門病院は、割と給料が高くて有名。でも病棟じゃないと意味がない。
なのでぶっちゃけオペ室の時は、前病院の給料より7万くらいマイナスになってしまい、浪費家のわたしは生活困窮のため、知り合いの小料理屋さんでこっそりバイトをしていました。(笑)
病棟の給料は、月3夜勤で大学病院と同じくらいもらえた。
私ICUの時、月8夜勤してたので、ぎょえーーー!😳となりました。
しかも、めっっっっっちゃ暇。
患者さんはほぼ自立しているし、オペも数時間で離床。
ベッド回転数も早いので、ただでさえ名前を覚えるのが苦手な私は、患者さんの名前が全く覚えられませんでした。
でもここはそう。。。
私が求めていた環境です。
楽して、お金がもらえる。あぁ....ここで一生働けるわん🐕😇
と思ったのですが....
なんだろう。。。やりがいがない。
今まであんなに頑張って色々勉強してきたのに、それが活かされず、もったいない。
わからないことがあって、本で調べていると、
「え〜えらいね!真面目っ!🥺」
えっ。。。わからないこと調べるのって当たり前じゃない?知らないで患者さんと接してるの?ICUだったらぶっ飛ばされますよ。(笑)
そう、周りの看護師は何にも考えずに働いている。ずーーーっと座って看護師同士の悪口を言ったり、美容の話、恋愛話をしている。
なんだこれ。
なんであんなに一生懸命ICUで看護をしていた人たちと、この人たちが同じ給料いや、むしろこの人たちの方がもらっているってなんだろう。
すごくもやっと。
患者さんのために、良い看護・治療が提供できるように必死で勉強している人が、報われないんだろう。
って思ったんですよね。
そう。看護師って大卒・専門卒で多少の給与の差があっても、どんなに勉強したってしなくたって、一生懸命患者さんのために働いていたって、手を抜いてナースコールに全然出ないで座っていたって同じなんです。
忙しすぎてボロ雑巾になった時に、患者さんに「ありがとう」と言われて、救われたことも何度もある。
でも、看護師ってそれ以外に誰かに認められることってほとんどないんですよ。
あと何で認められるかっということも難しくて。営業成績が良いとか数字で見えるものがないから。
認定を取ったら?人よりも仕事が早いとか?全員のナースコールを1人で取るとか?(笑)
どうしたら看護師の仕事で承認欲求って満たされるんだろう。
そう考えた時、自分の今までのスキルや経験を活かせた時に、患者さんや一緒に働く医療従事者など、「誰かのためになった」と思えること。それが「対価としてもらえること」かなと思いました。
だから、看護師が今まで得た自分のスキルや経験を活かせる場があったらな〜と漠然と思い始めた。
そして、起業の決意をする。
次回、看護師の世界しか知らない私がついに起業へ!
亀投稿。。。お楽しみに。
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