『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読み、メインフレームのキャリアについて考えた

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の気になったところを抜粋した。例によって、メインフレームのキャリアと絡める。

①錯覚資産が多いと実力も伸びやすい?

本の中で錯覚資産とは

人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

と定義されており、プラスに働くのが、美男美女、学歴、大手企業、みたいなイメージ。

で、それらが多いとより良い環境に身を置けるので、実力が伸びやすい、という感じ。継続すると、錯覚資産のある人とない人の差はどんどん広がって、追いつけなくなる。

個人的には、錯覚資産が自分の希望とは逆に働くときもある気がした。
例えば、有名大の情報系(錯覚資産)で、大手Sierに入れたけど、メインフレームの部署に配属されて、辞めたみたいな記事があった気が…
結局、錯覚資産の使い方がまずかったという結論になるのか?

②学生と社会人ではルールが違う?

学生時代のテストは実力が多め。社会人になると錯覚資産も大事になる。
学生時代、テスト以外の部分は錯覚資産ある気がした。
サッカー部野球部はカースト上位、みたいな?
推薦入試とかも増えて、大学入試だと錯覚資産を意識する場面が増えそう。
メインフレームは錯覚資産になるのかな?
例えば、「COBOLやってました!」が、どの程度通用するのかを考えれば良いのか?転職活動してみないとわからない…

③錯覚資産があると説得力が増す

これはありそう。上司(「役職」という錯覚資産)に言われると納得することが個人的にも多いと思う。
上司の「メインフレームは少なくなるから稼げる」は、上司の年収から判断したら、嘘か本当かの結論でるけど…
メインフレームで30代平均年収1000万とかなら、人材もっと増えると思う。

④錯覚資産が生まれそうな仕事に手を挙げる

試行回数を増やすのが大事。よくいうやつ。前提として、手を挙げられる環境(会社)にいる必要があるとは思った。選択肢が多い方が良い職場ということとつながりそう。
人材不足の現場だと、手を上げたところで、現場から抜け出せない気はする。

また、才能があるのかを考えるのは無駄らしい。
上手くいったのが、運かどうかの見極めが難しいという理由。
考える前に試行回数を増やすべき。
もし成功すれば、脳が実力があったと過去の自分の認識を書き換えるだけの話らしい。これも、試行回数を重ねられる環境(会社)ありきと思ったので、まとめた。

⑤自分が実力と思っているものに錯覚資産が含まれていないか

錯覚資産の恩恵を受けていることを自覚していないと失敗することもあるらしい。逆に、錯覚資産がないために低く評価されていて、転職をした方が良いのに、踏み切れない人もいるとのこと。
この辺は自分で判断するのが難しそうなので、それこそ転職活動を一度してみないとわからなそう。

⑥直感を信じない方が良い場面

直感では、今の状態の評価が高くなりがち。難しい判断での直感は、現状維持バイアスがかかりがち。しっかり考える必要のある場面での直感はまずい。転職とかもじっくり考えた方が良さげだと思った。
実際に、メインフレームの需要はないのか?給料どうなのか?など

⑦錯覚資産とスキルの両方が大事

外見と中身をどちらも鍛える、的な感じの気がする。
錯覚資産とスキルのどちらも鍛えることが、スキルだけ鍛えるよりも、結果としてスキルを上げることにつながるということ。
具体的に錯覚資産を鍛えるには、人に知ってもらうこと(ブログ、勉強会、SNSなどなど)が大事っぽい。これも試行回数を増やすことにつながりそう。

⑧好きなものは良いもの、嫌いなものは悪いもの?

好き嫌いが評価につながるという話。
メインフレームはレガシー!と思うと、悪いとこばかりに目がつくし、逆に擁護しようとすると安定性、社会インフラなどの良い面に意識が向く。
正解はなくて、結局、自分の価値観に合っているかどうかでしかないのだろう…
個人的には、オープン系やったりクラウドやったりで試行を重ねて判断していきたいと思う。メインフレーム部署からの転属が難しい会社が多いのが問題な気がする。(試行回数を重ねさせない?)

感想まとめ

錯覚資産の影響の大きさが、自分の想像以上なのだろう、と思った。
また、試行回数増やして、錯覚資産増やそう!っていうことを言いたいのだと思う。
他の自己啓発本と同じで、具体的な行動に落とし込めるかどうか…


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