ゲームする時間が減ったなという世代に

学生の頃はゲームを徹夜でやっても平気だった。
なぜならゲーム機のコントローラーを握ったまま寝落ちするからだ。
そしてコントローラーをボトッと落とした音に驚いて起きてまたゲームをするのだ。

しかしそんな無茶は社会人になってからはできない。
ゲームで寝坊して迷惑をかけるなんて言語道断だし、
なんと言っても時間と体力が学生時代に比べると格段に劣る。
徹夜なんて馬鹿のすることですよ。私の歳ならば。

そんなくたびれ始めた世代にこそオススメしたいゲームは、
「ファイナルファンタジー9」である。


「王道じゃねぇか!」と突っ込まれそうだが聞いてほしい。
このFF9は不遇のゲームである。
プレイステーションで発売された時、
発売元がファンタジーを感じてくれとかで攻略本を出し渋り、
なんとたった1年後にFF10が次世代ハードのプレイステーション2で発売され空前の大ヒット。谷間の世代に生まれた不遇な子なのだ。

物語は「怪盗と愉快な仲間たちがお姫様と世界を取り戻す」という、
まごうことなき王道ストーリーなのだが、
キャラクター1人1人が背負っているモノが重く、
「人生とはなんぞや」と問いかけてくるゲームでもある。

ネタバレになるので詳細は省くが「人生とはなんぞや」の部分で、
精神が極度に参ってしまうキャラクターや、存在そのものを問われるキャラクターがいて非常に考えさせられるし、解決した時は良かったなあと心から思えるのだ。
個人的には真面目で不器用な騎士スタイナーと魔法使いビビが好きですね。

いいゲームには印象的な曲があったりしますが、
そういう意味でもFF9はオススメです。
公式に音楽をいかに作り込んだかアナウンスされましたし、
ワンシーンにしか使われないのに力の入った印象的な曲が目白押し。
シリアスからほっこりパートまでよく構成されてます。

今はダウンロードで購入できますよ。
俺もダウンロードしました。1300円くらいかな。
このゲーム、それこそ学生の頃なら一週間もあればクリアできますが、
俺は1年かけてクリアしました。
ちょこちょことこまめに進める形で。

一応若い頃もクリアしたんですが、「人生」については、
歳をとってクリアして良かったなあと感じました。
そういう意味では子供相手だと難しくてやはり不遇なゲームだったのではとも思います。

そんな不遇なFF9にいい話も最近ありまして、
なんとアニメ化される模様です。
時期など詳細はよく知りませんがそれは確定との事。
アニメの前にぜひ、ちびちびと攻略してみてはどうでしょうか。
熱血、おとぼけ、シリアスと物語もてんこ盛りです。
ああ、そういえばラスボスがネタにされがちなんですが、
もう最後ぶっ倒すだけなので細かいことは気にしなくてよろしいかと。
オススメです。


#全力で推したいゲーム #FF9

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