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【ライブレポ】回帰する、おいしくるメロンパンというバンドの総て「リフレイン・ブルー」


2021年11月7日の記録。

ナカシマさんの詩集が欲しくて渋谷を走ったのに
ライブハウスを勘違いしてクアトロに行ってしまった。ギリギリでWWWX着いたので良かったです。

今回は、
『thirsty』『indoor』『hameln』の
初期EP3枚を振り返る懐古ツアー
「リフレイン・ブルー」ということで、
普段のライブでは聴けない懐かしい曲たちを
思う存分浴びることが出来た。


セトリもしっかりEP通りの曲順だったのがアツかった。


だから今なら後半の盛り上がりに持ってくる
キラーチューン『色水』『シュガーサーフ』を
一発目から演るという特別仕様。強い。


毎回思うことではあるけれど、
このバンドとにかく走る。
音源の比にならないくらい走る。
疾走感があって、とかじゃ抑えきれないくらい走るのに演奏技術が半端じゃないのでしっかり成り立っている。

初手からえげつない速さで
会場をかっさらっていく彼らは
リフレインブルーのために特別に制作された映像を
バックにさらに曲の世界観に深く潜っていく。

『砂と少女』好きな曲3本指に入るので
本当聴けてよかった。
ジブリっぽいワルツのような拍子が好きなので
そういうの好きな人は良ければ聞いてください。


『thirsty』は高2の春においしくるにハマり、
無理矢理友達に布教して
自主企画ツアーに行ったのが思い出。
整番20とかで2列目で見られたのが
今や渋谷WWWX埋めるって....。と
この時強く懐古しました。ほんと凄いおいしくる。

軽くMCを挟んで、『indoor』。
当時のリリイベツアーに行ったのを思い出すな。

「前回の爽やかなEPと今回の暗い部分を表したEPの
2つを合わせておいしくるメロンパンだ」


とそういっていた4年前を思い出す。4年前か。怖。

『look at the sea』もそうだけど
生々しくて人間らしい語彙の一言一言が好き。

「あなたの憂いに酔って、あなたの重さも愛し、
 あなたの嘘なら信じてたい」


これを書けるの本当に愛しいな。大好きだな。

『あの秋とスクールデイズ』も当時衝撃だった。
繊細な歌声を残すナカシマさんが叫ぶんだから。
おいしくる、一見して優しくて柔らかくて
刹那さをもっている印象だけど
本当にライブで全て一変するので来て欲しいな。
優しさとかじゃなくて暴力的なまでの美しさだから。

音源じゃ隠れているかもしれない
ベースやギター、タイトなドラム、
しがらみに囚われず狂気的なまでに
全ての感情が爆発しているのが美しいから。

あとあれです。ナカシマさんのギターを弾く右手、
ピックもを持つ右手が好きです。
途中ピック落としちゃったけど、
本当に顔色ひとつ変えずに次のソロ弾いてたの
本当に彼という感じで好きすぎました。


最後、『hameln』。
『水葬』から始まるのですが、
映像と相まって美しかったなあ。



あと歌詞で好きなのは『蜂蜜』。
死ぬほどポップで明るい曲なのに

「友達がいないなんて君には言えないな、
 僕を親友と言ってた君には」


とか...。刺さるね。


『nazca』は、宮城で行ったツアーで
「新曲やります」ってこの曲をやったときの光景が
まざまざと目に浮かんだな。

そんなことを思い出していたら、
「新曲持ってきました」と言って
『トロイメライ』をやられたのは堪らなかった。
演出が良すぎる、私の勝手な脳内演出だけれど。
実質、ライブで新曲を発表するのは
4年振りとかだったらしい。

おいしくるの成長も私自身の歳の取り方も
全てを振り返るまさに『リフレイン・ブルー』だった。上手く締められなくて泣きそう。
追加公演行きます。

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