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こんなにグミが人気な本当の理由

コンビニにふらっと行ってみると、あまりお菓子は食べないので全く気づかなかったが、なんとレジ前の人気棚が全て〝グミ〟で埋まっているではないですか。気づくのが遅いですかね!?

改めて気にして見てみると、それぞれのコンビニでほぼすべてのレジ前の棚がグミで埋め尽くされ、それぞれのコンビニが独自のラインナップで仕入れているほど、多くの種類のグミが販売されている。

グミの種類も豊富で、むっちりグミ、ちょこっとグミ、昔からある粒グミや、忍者めしとうたう謎のグミや、なんと甘栗味のするグミまでが発売されている。
更に、水だったり、空気だったり、氷だったり、なんだかもはやなんだか分からないタイトルのついてるグミがいっぱい売っている。

グミの売上高はガムを超えた!

2022年からグミの売上高はガムの売上高を起こしている。グミなんてお菓子会の中ではすみっこにいる存在だと思っていたのに、子供も大人も大好きなガムの売り上げ高を超えたと言う事実には驚きだ。

NHKのホームページから引用

ガムが不要になった

このグラフを見てみると、まるでグミがガムの代替品であるかのようなグラフに見えるが、そうではない。ガムの売り上げがシンプルに落ちていき、2022年からの売り上げが急激に伸びているのである。
ついては、ガムの代わりにグミではないので、なぜガムの代わりにグミが人気になっているのかを考えるのは意味がない。
どちらかと言うと、①なぜガムの売り上げが落ちて、②なぜグミの売り上げが上がっているのかを、別々で考えるのが正しいだろう。

昔は多くの人がタバコを吸い、口の匂いを消すために常にガムを噛んでいた。それらがどんどんフリスクに代替されていき、ガムの売り上げがどんどん下がっていった。
さらに、コロナ禍により、人と人が一定距離が保たれることから、口臭をそこまで気にする機会が昔よりも減っているのは事実である。
グラフを見ると、グミがガムに代替されてるように見えてしまうが、ガムが不用になり、それ以外のバリエーションあるお菓子が売れていったということだろう。

ガムはごみが出る

ガムは食べ終わった後に、噛み終わったガムを捨てなくてはいけない。捨てる為にはそれをティッシュで包んだりしてポケットに入れるのか、いずれにしろ処理の仕方が大変である。
ガムはゴミが出るからエコではないとか言うが、そんなレベルの話じゃなくて、シンプルにガムを食べるのはめんどくさいということだろう。そのめんどくささを目的が上回っていただけだ。

一方で、他のお菓子と同様にグミは食べきれてしまうので、グミの方が良いのかもしれない。

ガムの良さを改めて発見

グミの多様性に惹かれてさまざまなものを10種類ぐらい買って食べてみたが、まぁどれも同じような味であり、特段これがおいしいとかって言うものは無いが、どれも美味しい。

グミを食べているときにガムの良さを1つ発見した。
ガムは噛んだ後に口の中がすっきりする。それは多くのガムにはメンソールが入っているからである。一方で、グミは飲み込んでしまうので、メンソールを入れると喉の奥までスースして、気持ち悪くなってしまうのでメンソールを入れることができない。
なので、グミを食べた後は砂糖や人工甘味料を食べた後の口の中がむわっとした感じが残り、ガムのようにすっきりする事は無い。

グミやガムに求める目的に応じて、爽快さを求めるのか、なんとなく口の物足りなさを求めるのか、口臭を消すことを求めるのか、いろんな目的に応じてこんな大量なお菓子がある。改めて日本のお菓子文化やなんでも突き詰めて行ききっちゃうオタク気質の文化は大好きだ!


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