LOUIS VUITTONが支援するスタートアップ企業とは?
こんにちは!
ルイ・ヴィトンとかディールとかFENDIとかを傘下に収めるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が支援するスタートアップコンペがあるというので、そんなうらやましく楽しそうな企業を見ていきたいと思います。
このコンペでファイナリストに選ばれると、LVMHが主催するイベントでブースを出してプレゼンすることが出来たりして、そこにはLVMHが日々取引する企業が来て、そこで作れる人脈だけで、もはやしばらく事業ができてしまいそうな夢のようなスタートアップコンペです。
なんとそこに史上はじめて、2024年のファイナリストに日本企業も選ばれているとのことです。ルイヴィトンが応援するスタートアップってだけでもワクワクするのに、そこに日本企業がいるなんて更にわくわくしますね!
LVMHイノベーションアワード
LVMHは、2017年から『LVMH Innovation Award(イノベーションアワード)』を設立して世界中からスタートアップ企業を見出して、成長を支援するプログラムを実施しております。
イノベーションアワードは、LVMHの各ブランドの顧客がブランドに適したラグジュアリーでハッピーな買い物体験をしたりできるようにするスタートアップ企業を見つけて応援するプログラムで、LVMHのブランドとのコラボでチャレンジの場が与えられます。
毎年、ファイナリストに選ばれたスタートアップは、パリで開催されるViva Technology ShowのLVMHラボに参加し、そこで自社のソリューションを展示することができます。このイベントは、ラグジュアリー業界人たちがたくさん集まるので、そこでのネットワーキングだけでも注目を集める重要な機会です。
更に、LVMHイノベーションアワードの受賞者は、LVMHの投資専門家からのサポートと助言を受けるとともに、LVMH及びそのブランドとのパートナーシップになるチャンスを得ます。
なんだか成功のためのレールが見えてきますね!
HERALBONY(ヘラルボニー)
そんな夢のようなイノベーションアワードに、日本企業として初めてファイナリストまで選出されたのが、HERALBONY(ヘラルボニー)という会社。
この会社は、国内外の福祉施設に在籍する何かしらの障害を持つアーティストと共に、新たな文化の創造を目指している会社です。会社は、福祉だけを目的にするのではなく、それらアーティストの方の作品は、目を見張るものが多く、なぜか惹きつけられます。
言い方がよくないかもしれませんが狙ってないアートというか。メッセージ性が強く見ると疲れてしまうアーティストとは真逆なイメージです。きれいな鳥がきれいな理由がうまく語れないのと同じかもしれません。ぜひ、下のホームページリンクから作品をいくつかみてみてください。
ビジネスモデルはシンプルで以下のような感じです。ビジネスモデルはシンプルですが、この福祉施設に在籍して且つアート作品を作っている人でこの取り組みに参加してくれる方を見つけることが大変そうです。心から取組みを支援したい会社です。
昨年Podcastで創業者の松田さんが出ていて、ビジネスモデルの説明や、自身の兄に障害があり生い立ちで苦労した話や、このビジネスを進める為に障害ある方の親からの理解が得られるのが大変だとか、活動内容に感動し、その後の活動を調べたりして陰ながら応援してました。
そんな応援している会社が、ルイヴィトンが進めるイノベーションアワードのファイナリストに選ばれたというので、小躍りせざるおえません。アワードを受賞するかどうかは、5月中旬に決まるそう。
でも、アワードを受賞するかどうかに関わらず、ファイナリストは上記のようなイベントに参加できるので、世界の人たちにこの会社をこのアーティストの作品を見てもらい少しでも脚光を浴びる可能性があることがうれしいですね!
他にも
2024年のファイナリストで残っているスタートアップ企業の中でもヘラルボニーがひときわ「異彩」を放っていますが、その他にも面白そうな企業がたくさんあります。
ショップの内装を3Dプリンタで作る企業の「Aectual」なんかも正にLVMHの各ブランドとのシナジー効果ありますね。これら企業が大きな資本を得て成長していけば、おしゃれなショップがたくさんできるので楽しみですね!
AIで自作のアクセサリーをデザインするのをサポートする「BLNG」や、
IoTやAIやサステナをテーマにした企業もファイナリストとして残っています。
さて、どの企業がアワードを受賞するでしょうか。
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