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滑りにくい靴選び

寒冷地では12月を過ぎると凍結路面で滑り転倒、怪我の話が後を絶ちません。凍結による転倒理由は靴の防滑性能と足元のバランスが大きく関係しています。そこで滑りにくい靴選びを考えてみます。

大きめの靴を履くのは危険

転倒する場所は、玄関先(凍結)、横断歩道の白線(凍結)、下り坂(凍結)、車から降りる時(凍結)、スーパー・コンビニの床などが多いように思います。
また、凍結とは関係ありませんが意外に室内(スリッパ)での転倒事故も目立ちます。

高齢者に多いのが転倒し(尻もち)大腿骨頸部骨折というケースです。その後の人生に大きな影響を及ぼしますので転倒リスクは軽減した方が良いのです。

高齢者の場合、しゃがむことが困難だったり足首がスムーズに可動しないからと履きやすいユルユルの靴を選びがちです。そもそも筋力低下で支える力が弱いのに足元の不安定要因も加わりバランス不良が起こりやすくなります。

さらに防寒対策としてソックスの重ね履きをするからとかなり大きめの靴(ブーツ)を履きます。これでは後方重心になりやすく足趾は浮き靴の内部で足が動いてバランスを崩しかねません。

防滑性能を考えるより先にバランスを崩しやすい大きめの靴を履くのは避けるべきです。

凍結路面で本当に滑りにくい靴底

ピン付きなどのアイスバーンに強いソールも様々ありますが音がしたりコンビニのような硬い床だと逆に滑ったり一長一短、それに比べてムーンスターが開発したスペランソールは万能です。凹凸があるアイスバーンでも硬い床でも音もせず歩行可能です。

ムーンスタースペランソール

スペランは1985年に発売されていますが年々改良を重ね未だに他のメーカーの追随を許さない高性能防滑ソールだと思います。
※あくまでも滑りにくい靴底です。完全に滑らないわけではありませんのでご注意ください。

脇田唯のスペランチャレンジ(株式会社ムーンスター)

北海道ファンマガジンYouTubeチャンネルより

・「スペラン」誕生のルーツ ガラス繊維入り防滑ソール「スペラン」(「SUPERANT」)は、 1956年に、南極観測隊の依頼を受け、特殊防寒靴を寄贈したことをルーツに開発されました。 1985年、当時の技術担当者が、氷上でのソールの防滑性を高めるため、 氷の上でも滑らないシロクマの足裏の体毛をヒントに、歩行時氷に刺さるよう、 路面と垂直にガラス繊維を配合し、「スペラン」が誕生しました。 (※スペランはSUPER ANTI-SLIPの略語。当社本社所在の福岡では、 「滑らない」を方言で「滑(すべ)らん」と言うことがあります。)

ムーンスターカタログより
氷上体験を店内で実施

天気予報によれば今年も厳冬の予報となっています。備えあれば患いなし、転ばぬ先の靴を準備した方が良さそうです。

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