進化の優先順位
生物にとって、進化の優先度一位はサバイバーであること。
それには個体としてと種族としての二通り意味が存在する。
ひとつの個体としての意識には生の本能が組み込まれているので個体を維持する生存本能がまず優先される。
生命を繋ぐ為に食べたり危険回避をしたり縄張り争いをしたり。
同時に個体の寿命にはリミットが設けられている。必ず死ななければならないというプログラムである。
それは個体として永遠に生き続けると情報のアップデートができずエラーコードも修正不可能なので、種の保存の為に自然と制限を設けられているのだ。
個体として生き延びる本能だけを優先し自分だけがより長く生き延びようとして他の個体を犠牲にして消してしまうと自己完結してしまい情報の伝達ができなくなる。
自己優先するだけの個体は集団で生きる人間という集団には害であるので厳しく規制される。わがままかつ利己的、配慮がない個体として排除されかねない。
なので種としての保存意識も兼ね備えることがいわゆる利他的と言われるもので、結果として全体にも個体維持にも繋がる。自分も大切にしながら他人もきちんと考慮して尊重する。お互いにそうあるのが理想だ。
どうしても他とのコミュニケーションや利他主義の感覚はバランス良く備えていなければ生き残れない事実がある。
有益な情報を遺伝子に書き込む為にはまず個体の生存を優先し安全の確認が出来てから全体を優先し自他との境界線を引きつつ、自分と他人は元より自然界におけるすべての生命や物質と共存関係にあるという意識をもつことが重要である。
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