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2021.5.17 文フリ東京 終了

緊急事態宣言中に開催された文学フリマ東京に出店しました。
終わった感想は「空いてた」でした。


朝から生憎の雨&曇。浜松町からモノレールに乗って流通センターという駅で降りる。。。

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実際の空の色と看板の青空の落差が何やら予言めいています。

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前回出店したのが去年の11月の文フリ東京で、その時は宣言中ではなかったと思います。今日はその時の半分くらいの来客数のような感じがしました。(自分のブースが会場の端側だったからそう感じただけかもしれませんが)

出展者用の椅子は置いてあるが、人が来ていないブースも多々あり、コロナを警戒して出店を辞退されたのかな。と思いました。



周りのブースの方も結構苦戦している様子で、早々に撤収されている方も多く見られました。コロナだし、しょうがないっちゃしょうがないけど、閑散とした状態の中、一生懸命作った本を売るのは精神的にキツいものがあるなぁと思いました。

前回までは、それなりに人通りが多く、ブースの前を通った人が自分の本を見たうえで購入されないというケースがメインでした。

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(この写真は会場直前の様子。実際にはもっとお客さんがいました。)


見たのに購入されなかったということは、自分側に問題がある(本の内容、ブースづくり、表紙のデザイン、自分の身だしなみとか)と考えることができるけど、そもそも会場が空いていると、黙って座っているしか過ごしようがない時間がどうしても長くなってしまうので、改善のしようがなく、その時間が何よりもしんどかったという印象でした。

せめて、買わなくてもいいから、見られるくらいはしたいなぁと思いました。宣言中でしかも雨だったから仕方ないけど、なんだか、厳しさを見せつけられたような気がしました。

とはいえ、座りっぱなしよりも、立って通りがかった人にそっと声をかけるというスタイルは結構効果がありました。
最初の2時間くらいはずっとすわりっぱなしで声もかけずじっとしていましたが、それだと本当に3人くらいしかブースに立ち寄ってもらえませんでした。
立って声をかけると、振り返って立ち読みして購入。という方もちらほらいたので、超アナログですが「立つ、声出す」はこの状況下でも有効であることを感じました。

今回参加して、コロナになる前のぎゅうぎゅうにブース同士がひしめき合った狭苦しい感じの文学フリマが懐かしいなと思いました。

こうして、少し前まで当たり前だった光景がコロナという個人の力ではどうしようもない現象によって見れなくなるのは寂しいなと思いました。コロナの次に何が起きるかなんて誰にも分からないし、人生一回しかないし、少しでもやりたいと思ったことはやるに尽きるなと改めて思いました。

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