日記 10-08.09.10
10.08 この前投稿した小説をイメージした短い曲を作ってみた。
10.09 塩田千春展にもう一度行き、今度は写真を撮った。
上のエッセイで紹介した、
【作品2】東京の街を背景にした、おもちゃの展示
の近影。気になる人は行ってみて下さい!
エッセイで紹介した、
【作品3】焼けたピアノと椅子と黒い糸
の近影。
会期中は休みがない。つまり、会館中は作品が常に誰かに見られていることになる。みんなどう思うのだろう? そして、見られているこのミニチュア家具や椅子たちはどんな気持ちだろう? と想像する。
会期中の、展示物が展示物としてエネルギーを放出している同じ時空の中にいると思えるだけで少し幸せな気持ちなる。と言ったらおおげさだろうか?
だって、もう一度見に行きたいと思えば、何回でも見に行けるんやで。すごくない? そんなことを思った展覧会も初めてだ。
10.10 歯医者に行って、台風に備えて水をたくさん買い、ノルウェイの森を始めから読み返した。冒頭の12ページが特に素晴らしい。飛行機でスチュワーデスと話す場面から、直子のことを思い出せなくなってきている主人公の心理が描かれ、井戸というテーマへ展開していく。冷たい風のようにするすると言葉が流れ、作者の声が聞こえてくる。僕にはあんな冒頭は書けないと思った。
小説を書きまくってます。応援してくれると嬉しいです。