面白いもの

2023年になった。
早速面白い動画を見つけてわくわくした。

なんだろうか、この圧倒的な自由さは。
20分もの間ずっと自由に思いついたまま音を操り続けている。
たった一人で、照明や映像の演出もなくストイックに音のイメージを広げては縮小し、また別のアイデアを展開させる。
一人で台本もなくここまでできるコンテンツは他にあまりないのではないだろうか。なんだこれ、面白過ぎる。

機材について紹介している他の動画を見ると「ガンダムを操ってるみたいな感覚で音を作りたい」みたいなことを話していて、なるほど！と思った。
全身使うのか。と思い、やはり手だけでなく両足にも音の鳴るマシンを設置しているらしい。つまり両手両足。まじか。。。

そして、驚くべきことに一見複雑そうな機材の羅列の内容は大半がルーパーらしい。ルーパーとはlooperのことで、録音した音をループ再生させる
機械のことである。それほど高価でもなく、録音可能な時間や音質は異なるが大体のルーパーの機能は同じである。15秒程度しか音を記録できない機材も使っているらしい。すごい。

それぞれのルーパーの機能は単純でも人間が指揮者のようなルーパーのオン、オフのタイミング、組み合わせを変えることで、いかようにも変化する。すごい。これを20分間人前でやり続けるのだから、本当にすごい。

DJなんかも今はPCと動機しているのが当たり前だから、無限に楽曲は引き出せるのだろうけど、この動画の荒川さんは音がまだ破片の段階のものをその場で組み合わせを考えている。
多分、同時に鳴らしたらどうなるのかは鳴らさないとわからない、でもきっといい感じになる予感がしてやっているのだと思う。すごい。かっこいい。

lo-fiとかアンビエントとか、そういうジャンルにとらわれない自分の音楽を堂々とやっている。素晴らしい。明日また見るのが楽しみ。