#069 4番目に好きな季節

夏休みに入っておよそ1ヶ月半が経った

休み前にやろうとなんとなく決めたことはなにひとつやっていない

誰に強制されるわけでもなく　毎日ただ家にいて動画を見たり　ゲームをしたりして1日が過ぎ去っていくのを待って　そうして過ごしてきた
まるで外出自粛期間のようだ

台湾の夏は本当に暑い　朝だろうと気温は30℃を超えているし　日が落ちても空気は火照ったままである　

サマースクールに通う娘を朝8時に学校へ送り届け　帰り道は15分ほどかけて歩いているのだが　帰宅したらまずシャワーで流す必要があるほど汗をかく　

こんな毎日だ　外に出るのが億劫になるのは当然だろう　クーラーの効いた部屋で思考を停止させてのんびり過ごすことが快適そのもの

インプットもアウトプットもほとんどない日々に終わりを告げようとするのは　新学期ではなく一時帰国である　

間も無く一時帰国をするにあたって　ここ数日は脳を動かし始めている　毎回帰国する時は一箇所にとどまらず　数箇所まわるため日程調整が重要だ　どこにどのくらい滞在するのかを決めたら　誰にいつ会えるのかを考える　誰に会えるかによってお土産の種類や量も変わる　
例えば今回は前半を地元で過ごすため　関東に滞在するのは帰国日からおよそ2週間後　このため2週間程度しか持たないパイナップルケーキなどは関東の友人にあげることができない

また滞在期間でできるだけ多くやりたいことをこなすための計画やメモも欠かせない　行きたい場所　買いたいものなどを事前にリストアップしておかないと戻ってきた時に悔いが残る

以前は一時帰国にそこまでハードルがなく　頻繁に行き来できていたが　娘とわたしの学校があって　しばらくは年に2回の長期休み期間にしか　日本に帰ることができなそうなのだ　
そのために帰国時の時間の使い方を考えざるを得なくなっている
楽しい計画を立てているので苦ではないが　この1ヶ月半で完全オフモードになっている脳にはまだ十分な準備運動がなされていないせいか　うまく稼働していない

今週末に迫る一時帰国　なんだかもう　なんでもいっか
帰ってから考えよう

なんて結局ダラダラ自分を甘やかそうとしてしまうのは　きっと暑さのせい　
うんきっとそう

それは4番目に好きな季節のせい

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