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カルテ開示したら死にかけた話

今回、ひょんなことから以前の通院先にカルテ開示したところ、法律や色んな制度の抜け穴に嵌って死にかけた。法的に相手を訴えることも考えたが、もう私の限界を超えたのでここで告発して終わりにする。
絶対にゆるされないことであり、私の身バレのリスクもあるが、今後このようなことが起きてほしくないからここに書いておく。

カルテ開示するまで

私は、X年11月 〜 X+5年 4月までとある精神科クリニックに通っていた。その地域では比較的規模の大きいクリニックだった。
そして、とある機関からの紹介でX+1年 3月 〜 X+3年 4月までそこのクリニックでカウンセリングを受けていた。今も別の機関ではあるものの、同じセラピストからセラピーを受けている。
私は現在は別の精神科クリニックに通っており、転院したときからタイミングを見てカルテ開示をしようと思っていた。
今回、たまたまとあるきっかけがあり、カルテ開示に至った。

カルテ開示したらあり得ないものが出てきた

思いの外、カルテ開示自体はすんなりできた。自分の確認したかったことも概ね確認できた。それは良かった。
しかし、診療録(医師記載)以外のものを見ていたところ、あり得ないものが出てきた。

その精神科クリニックでカウンセリングを受けていたときに、セラピストが「絶対に僕しか見られないように保管するね」と言い、私も「これは電子カルテには取り込まないでください」と言って手渡した、私の性被害の詳細に関する文書(A4合計11枚)が出てきた。
臨床心理士/公認心理師は、電子カルテとは別に面接記録を作っていることも多い。そのため、私はそのような面接記録の一つとして扱ってくれれば、と思って手渡した。その旨もセラピストに言っていたはずだ。なのに、その文書が出てきたのだ。

私はすぐにセラピストに確認を取った。そうしたら、セラピストはやはり電子カルテに取り込んでいなかった。
取り込まれた経緯については推測が立っており、(詳細な事情については割愛するが)おそらく第三者が勝手に取り込んだと思われる。

私は完全にパニックに陥り、ODした。その後も何度も自殺企図しそうになっている。なぜなら、私はセラピストとの治療関係の中で、セラピストを信用し、セラピストだけが読むと思って手渡した文書である。
今の主治医のことも信用しているが、その主治医にすら打ち明けていない被害内容である。それを、第三者が勝手に読んだいるのである。
これは私に対する人権侵害と私の尊厳を踏み躙る行為である。私がどんな性被害に遭ったのかをいつ誰に打ち明けるのかは、私自身が選択できるはずのことである。

その後に取った行動

まず、以前の通院先に削除依頼したが、担当者不在とのことで後日また返答をもらうこととした。
しかし、後日2度ほど電話をもらったが「弁護士に相談したが、削除しない」の一点張りだった。取り込まれた経緯についても、調査する気すらない。私の人権と尊厳を何だと思ってるんだ!!!!!
私は「死になくてたまらない」ともクリニックに言ったが、「脅しですね」と言われた。お前たちが発行した障害年金および障害者手帳の診断書の希死念慮の欄にチェックが入ってるのに、本当に脅しだと思ってるのか?????

そして私は、厚生局、保健所、医療安全支援センター、医師会、個人情報保護委員会、著作権情報センター、臨床心理士資格認定協会、日本臨床心理士会、日本精神神経学会、精神保健福祉センター、弁護士会など、ありとあらゆるところに電話をした。

厚生局や保健所には「自費のカウンセリングにおける私文書に保存義務はない」「文書の作成者(私)の意向に則って削除すべき」「本人の意向に沿って本人が原本を保有する私文書を削除する分には、罰則の対象とならない」などと言われた。これはクリニックに伝えてたが、完全に無視された。
保健所には相当頼み込み、後日クリニックに指導をしてもらったが、今日に至るまでクリニックからの返答は無い。

個人情報保護委員会には「利用停止を求めることができる」、著作権情報センターには「私文書にも著作権があるので、私の意図する公開範囲を超えて公開するのは公開権に抵触し、コピーやスキャンを禁じているのにスキャンをして電子カルテに取り込むのは複写権に抵触する」と言われた。

資格認定協会や士会は、「組織相手には動けない」「電子カルテに取り込んだのが臨床心理士なら動けるが、それ以外は動けない」と言われたが、「情報の性質を鑑みればクリニック側が削除に応じるべき」とも言われた。
クリニックの院長は精神科専門医・指導医を持っているので、日本精神神経学会の倫理綱領にはんしているのでは?と思い学科に問い合わせたものの「個別の事案に関しては動けない」と言われた。

弁護士会にも相談し、法テラスを利用できない事情なども話し、精神保健委員会での取り扱いにできないか掛け合ってもらったが、難しかった。
医療やその他法案も絡むため、かなり難しい案件になってしまうとのことだった。また、書かれた内容が事実に反する場合は削除要請できるが、そうでない場合は医療関係の法案の範疇では削除が難しいとのことだった。そうしたことに詳しい弁護士も紹介してもらえなかった。しかし「本来、任意で削除に応じるべき」と言われた。

結局、公的機関は誰も助けてくれなかった

私は、毎日このことで死にたくなっている。誰にも知られなくなかったことを、勝手に第三者に知られた。
どこに電話しても大体「本人の要請に応じて削除すべき」と言ってくれるけれど、どこも命令までは出せない。削除の命令を出す根拠となる法案が無い。
つまり、性善説で成り立っているのである。性善説で削除ができる前提なのである。
加害者集団と化したような精神科クリニックが登場することは、想定していないのである。

第三者によって、勝手に私の意思に反して取り込まれた文書が、電子カルテであるがゆえに永久保存になり、どこも削除を命じることができず、弁護士を依頼するとなると医療関係のために通常の案件よりもお金がかかる。
障害年金2級、精神障害者福祉手帳2級を持っている人間が、ろくに働けないのに弁護士に依頼できるわけがない。
こんな馬鹿げた話があるだろうか!!!!
クリニックは顧問弁護士に相談していて、私はどれだけの権力差を見せつけられているのだろう。そもそもこんな対応を、精神科のクリニックがやることなのか?

クリニックは「診察に使ったから5年の保存義務がある」と言うが、診療録のどこに私の被害について書いてあるんだ?????
そもそもあのクリニックでは診断名が双極Ⅱ型だったのに、どう使ったって言うんだ?????
使ったって言うなら、複雑性PTSDって診断しろよ!!!!!
そして私の人権と尊厳を返せよ!!!!!

被害に遭わないために

私はもうクリニックでカウンセリングを受けないと決めた。
そして、他の病院やクリニックでも、電子カルテに取り込まれたくない文書は、その人を信用していても絶対に渡さないと決めた。見せるだけに留め、自分の手から離さない。そうしたら今後は安全になる。
でも、今も第三者が勝手に私の文書を読み、私の安全を脅かしていることには何ら変わりはない。

おわりに

こんなあり得ないことが起こっても、何もできない社会に私は絶望した。
主治医とセラピストによって、なんとか生かされているが、死にたくてたまらない。

ちなみに、私はこのクリニックの名前を明かしてしまいたい衝動に駆られているが、それは名誉毀損になるのでできない。そんなことをした暁には、逆に私が訴えられてしまうなんて、なんと加害者に都合の良い社会なことか!!!

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