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Fling Posseの旅路のこと

DRB決勝中間発表を終えたシブヤ推しの日記を今の記録として書いておこうと思います。

第一回DRBの頃からヒプノシスマイクが好きなフォロワーが多かったので、詳しく追っていなくてもキャラクターの顔と名前は一致していて、常にTLの動きで勝敗や勝負の行方は分かっているという状態だったのですが、第一回DRBは完全に「傍観者」の立場から見ていて、ヒプノシスマイクという作品に深くハマったのはThe Championリリース以降だったので、DRBというイベントに「推しているチーム」が存在するファンとして参加するのは今回が初めてのことになります。

まずそもそも私は「積む」形式というか、俗に言う「オタクの札束で殴り合う」形式のイベントにどっぷりと参加するのがあまり得意ではなくて、だからこのために何万円もの資金を用意して絶対に勝たせるぞ!!と意気込んでいる方から見るとなんとぬるいファンなんだと憤るようなファンだろうな……と思うので、先にすみません、と謝っておきます(実際「絶対勝ちたくて○万円積みました!」みたいなことは一切書けないので……)

素直な感想を書くと、この期に及んでもまだ、夢みたいだ、と思う。
決勝の舞台に立てていることも決勝曲をもらえていることも、結果発表が出るたびに追われる側の数字になっていることも。

ほんとうに?ほんとうに?ポッセが?と思っている間に決勝の中間になってしまった……

第一回DRB直後からシブヤ推しを続けている身として、まさかここまで来られるとは思っていなくて、まだ夢みたいです、前回みたいに一回戦敗退で終わったとしても、彼らの物語が見られてあの歌を聴けたらもう十分嬉しくて、今の渋谷に行けるところまで行けたら、三人で最高の思い出を作って最高の旅路を歩めたら、と思いながら始まった2ndDRBだったのに、気づけば思っていたよりもずっとずっと高いところにきてしまっていた。

Fling  Posseというチームは、物語が進んでいく中でチーム内の関係も雰囲気も、トップクラスに激変したチームだなと感じていて、最初のDRBが終わった後のドラマパートでも全然「悔しい!」みたいな雰囲気になってなかったし、乱数は中王区サイドで暗躍していたし幻太郎と帝統は延々ふざけ倒してたし、ヒプノシスマイクはステージでのライブだと声優さんとしての顔とキャラクターとしての顔が混ざり合っているようなコンテンツだけど、4thくらいまでは他チームが神妙な顔で恨めしそうに中王区の話を聞いている間1チームだけ相変わらずふざけ倒してるようなチームがFling  Posseだったので、「まあ勝敗よりも今が楽しいかどうかだもんな」と思っていて、渋谷はファンの年齢層が若いから(お金をかけた)投票に弱いよね、と言われることがあっても「まあ別に優勝ガチ狙いというよりうちは異端児チームだしね」とのんびり構えているような、そんな気持ちだったので。

物語が進んで、作中の三人の関係性がどんどん変わっていって、Stella、ピンク色の愛、蕚、Scramble  Gamble、そしてBlack  Journeyと、ひとつの物語に沿った楽曲が彼らの物語に彩りを添えて、物語がどんどん深みを増していって、それに後押しされるようにそんな彼らを取り巻くファンの雰囲気もどんどん変わっていって。

2月のDRB第3戦の時、入場の時点で纏っている雰囲気がいつもと全く違っていて、もう気迫から違うのがすぐに分かって、ああ今年のポッセは本当に勝つつもりで挑んでるんだとボロボロに泣いてしまって。

Black Journeyというとんでもない難易度の新曲を引っ提げて、2月も8月も今までの比ではないくらい熱くなっている3人を見ると、それだけ本気でこのコンテンツを大事にして戦ってくださってるんだ、というのが伝わってくるのがほんとうに嬉しくて、事あるごとに泣きっぱなしのDRB期間になっています 

推しはじめた時から私はそこまで勝ちにこだわるオタクではなかったから、ほんとうに切符を持っていて、ほんとうのほんとうに見たことのない景色が見られるのかもしれないと思うと、やっぱり夢みたいだ、と思う。
決勝進出が決まった時もやったー!でも、絶対勝つぞ!でもなく、ほんとうに?ほんとうにいいの?ほんとうに行けるの……?ってめちゃくちゃ泣いてしまった

過去にもnoteに書いたりツイート詰め合わせ本を作ったりしてきたのですが、以前職場環境がとんでもなく悪くて完全に心身がぶち壊れていた時に、当時の私がギリギリ踏みとどまってなんとか頑張れたのはPCCSの「世界はもっと面白いはずじゃない?」というフレーズとStellaの「爪先は先に向けておく 立ち止まった次の一歩目でも間違えないように」というフレーズのおかげだった。当時の私は仕事に疲れすぎて明るい曲が聴けなくなっていたんですが、頑張ろう!でも元気出して!でもなく「爪先は前に向けて立ち止まる」というフレーズだけはスッと入ってきて、世界はもっと面白いはずで、きっと世界には楽しいことがたくさん転がっていて、きっとなんとかなるんだ!っていうFling Posseのスタンスに何度も何度も救われてきたので、やっぱり渋谷には格別の思い入れがあります。まじで物理的に命を救われたジャンルと言っても過言ではない……。

オタクの札束戦争に近い戦い方は私はやっぱりどうしても得意とは言えなくて、一番辛かった時期の私を救ってくれたジャンルのことで疲れてしまったり、燃え尽きてジャンル自体が嫌になってしまうのは本末転倒なので、自分にできる範囲で無理なく楽しんで、をモットーに今回のDRBと向き合っています

もともと私は勝利にこだわるタイプではなかったこともあって、結果がどうであれ、最終結果がどうなろうとも、ここに来るまでにDRBにかけるキャストさん達の熱い想いであったり、ドラマパートのストーリーであったり、性格もやりたいことも全部てんでバラバラの「ひとときの友」でしかなかった3人が唯一無二の最高の仲間達に変わっていくのを全部見届けさせてもらったりと抱えきれないくらいたくさん素敵な物語を見せてもらったりとか。Fling Posseは「エモーショナル」「物語性」なら右に出る者はないチームだと自負しているので、幻太郎が紡ぎ出すPosseの物語を楽曲として聴けたことが全部全部嬉しいなあ、と常々思っています。

結果はあくまで結果、それだけの大きな想いが伴うチームになったんだなあ、というのが嬉しい。

こういうイベントは1人がめちゃくちゃお金を注ぎ込んだからってそれで勝てるってものでもないし、きっと渋谷推しでない方の票も含まれていて、それだけ多くの人たちがFling  Posseの物語に心を動かされて、3人のために1票あげたい、がいくつも積み重なってこの数字だと思うので、ここまで来られたのか、渋谷は、こんな大きなチームになったのか、ってずっと信じられないような気持ちで震えてる。推してる立場でこんなに気弱でどうすんだとは思うんですが まあでっかい夢よねって言ってたら もしかしたら本当に手が届くかもしれなくて 

(あと横浜推しのお姉さんが「本当に悔しい、うちに勝ったからには最後まで勝て」って言ってくれてるのを見たことがあって、かっけえ……仁義だ……ってマジで感動しました ありがとう横浜のお姉さん……)

初対面のメンバーを集めた寄せ集めのチームがここまできたのか、もしかしたら本当の本当に「未知 未踏 もっと先へ」があるかもしれないのか。

これまで私にたくさんの勇気と明日を頑張る元気をくれた彼らの旅路を、これからも見届けていきたいなと思っています。

今回のイベントが最終的にどんな結果になるかはわからないけど、これからもたくさんたくさん勇気をもらって一緒に歩いていきたい。

3人がだいすきです。ずっとずっと好き。

素敵な旅路になりますように。
永遠に語り継げFling Posse!




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