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コロナ休校期間中に我が家で取り組んだこと

こんにちは、デザイナーの@kannaです。
緊急事態宣言が解除されて学校も再開しましたね。
子どもたちは毎日必死に失った体力を取り戻そうと日々頑張っています。

今年は夏休みの短縮など、教育界への打撃がしばらく続きそうなので、子どもたちの心身の健康に注意していけたらなと思っています。

少し前置きが長くなりましたが、3月の休校開始から5月中頃の学校のオンライン授業開始までの間に我が家で取り組んだ学習内容について、振り返ってみようと思います。

家庭学習で何ができる?

うちには小学生と中学生の子供がいます。休校要請が出る直前あたりに2人と「休校が始まったら毎日家でどう過ごしていくのか」についてよく話し合いました。

普段なら平日はフルで働いているので、朝から晩まで子どもと家にいることなんてほとんどありません。コロナの影響で会社もリモートワークになったので、家にいる間に何か教育できるかも?と思ったのがきっかけでした。何をやるかを決めるにあたって、まずはじめに選定基準を設けました。

【選定基準】
・親がいる時にしかできなそうなことか
・意欲的に継続して取り組めるか
・長期的に役に立ちそうなものか
・良い経験になるか
・1ヶ月程度で習得できそうな内容か

最も重視したのは、子どもが本当に心の底からやりたいと思っているかどうかです。意欲的に継続した学習ができるかどうかが全てここにかかってくるのだと思います。

そして考え抜いた結果がこちら▼

中3娘の学習内容

・N予備校のプログラミング講座
・タイピング
・アオイゼミ(受験向け)
・イラスト課題
・料理の腕前を上げる

プログラミングに挑戦してみたいと言うので、いろいろリサーチをしてみた結果、N予備校というアプリにたどり着きました。導入コストが低い&内容が実践型の学習サービスである点を評価してこれに決定。

タイピングスキルが皆無だったので、この機会にやってみたらどうかと提案したところ、「やってみたい!」との返事が。そこで、寿司タイピングe-typingを導入してみました。指1本打ちだった彼女が果たしてどれだけ成長するのか楽しみです。

アオイゼミは中高生向けのオンライン学習塾で、約1年ほど前から無料会員で使っていました。コロナ対応で授業動画が全部無料開放をしてくれたので、使い倒すように助言しました。先生の質が良くて、学校の授業より分かりやすいのでおすすめです。

イラスト課題は、娘がスキルアップをしたいが何をすればいいのか分からないと言うので、毎週お題を1つ出すようにしました。やりとりはslackで行い、評価やアドバイスをしたり参考になる記事をシェアしたりしました。

料理の腕前も上げたいと言うので、休校中のお昼ごはん担当になってもらいました。リモートワークでは休憩時間がそもそも60分しかありません。その制限時間の中で家族分のご飯を作って、食べて、後片付けまで全部やるっていうのがそもそも無理ってもんです。休憩時間という名の罰ゲームですね。休むどころか逆に忙しいんだけどって思ってる人は多いはず…!
なので、時間に余裕がある娘にこの仕事を託してみることにしました。WIN-WINになるように設計😊とか都合のいいことを言ってみる。

小6息子の学習内容

・タイピング / 歌詞タイピング
・FINAL FANTASY XIV オンラインゲーム
・テクノロジア魔法学校 → Minecraftプログラミングに変更
・Blender 3DCGアニメーション作成ソフト

息子も同様にタイピングスキルをできるようになって欲しかったので、姉同様に寿司タイピングに挑戦してもらうことに。ただ、ローマ字もまだ怪しいので好きな歌詞をドキュメントファイルに直接打っていく練習もプラスしてみました。

FINAL FANTASY XIV オンラインゲームは私が何年もやっていたのを横でずっと見ていて前からやりたがっていたので、期間限定でならチャットとかの練習になるかもと思い、思い切ってやらせてみることにしました。

テクノロジア魔法学校は少し息子に試してもらったが、どうにも分かりにくかったらしく2日目で断念。その後自分でMinecraftの Hour of Codeを見つけて楽しそうに取り組んでいたので、それで代用しました。

Blenderはあとから追加した勉強ですが、ちょうどTwitterでBlenderを使って小学生が鬼滅の刃の無限城をつくったというツイートをみて、何か作ってみたいと思ったようです。息子はFortniteの建築やマイクラも大好きなので、楽しめるし良い経験になりそうだったのでチャレンジしてみることに。ちなみにこのソフト無料で使えちゃいます。


学習サービスを導入するまで

リサーチ
情報収集がかなり大変でした。教材やツールを選び間違えてしまうと想定と違う結果にたどり着いてしまうので、しっかりと検索に時間をかけました。
プログライミングは10サービスくらいを比較して、口コミ、レビュー記事、ツイッターでの反響をチェックしました。無料ですぐ試せるものは直接触って、使いやすさや難易度が適切なのかを確認しました。

環境構築
毎日家に朝から晩までいるので、一人一台パソコンがないとそもそもオンライン学習が実現できません。PCを用意するところから戦いは始まっているのです…。セキュリティ面も設定しようものなら作業量は更に増えます。
白目をむきながらタスクをひたすらこなしていく私…。しかしこの環境構築が進まないことには学習を開始することもできないのでやるしかない。時間を無駄にしてはならない謎の使命感と戦いつつ対応しました。

設定したもの一覧▼

1:PCの設定 / 2台
2:Googleアカウント作成 / 2つ
3:N予備校アカウント作成
4:e-typing登録
5:テクノロジア魔法学校アカウント作成
6:slackのアカウント作成/ワークスペース作成等
7:FINAL FANTASY XIVキャラクター作成
8:Blenderダウンロード/日本語化
9:各種使い方などの説明

自宅学習の生活リズムを整える

やる気が継続できるように工夫するのは学校でも家でも同じです。
もし1日の時間割が国英数理社がずっと並んでいたらどうでしょうか?
大抵の子どもは、時間割を見ただけでしんどいと感じてやる気を失ってしまうんじゃないかと思います。

では、どうしたらやる気を出してくれるようになるのか?
そこを子どもに合わせて何が一番良いかを考えてみました。

我が家で工夫した5つのポイントはこちら🔽

【その1】 学校チャイムアプリの導入
毎日家で過ごしていると生活にメリハリがなくなって、次第に曜日感覚も失っていきました。そこで、学校チャイムというアプリを導入してみることにしました。1日6時間授業として1コマ50分、休憩10分で設定してチャイムを鳴らします。このアプリのおかげで子供たちは時間を意識するようになりました。聞き慣れたチャイムの音色にこだわりました。

【その2】リビング学習
家にいると誘惑が多いですよね。うちの子どもたちは自制心がまだないので、休校期間中はリビングで学習するように徹底させました。対面で仕事しながら2人の様子が見れるので、サボりづらい環境をつくることができて効果テキメンです。

【その3】自分に合った時間割をつくる
目的意識がないとやる気も起きないので、明確なゴールを設定させてそれを時間割に落とし込んでもらいました。まずは1ヶ月後にどこまで達成させるのか目標を決めてもらい、そこから逆算して週単位のスケジュールに落とし込みます。そこで重要なのは、適度にリフレッシュできる科目をバランスよく埋めていくこと。今回初めてチャレンジするもの以外に、通常の勉強科目のドリルも用意していたので、苦手科目のあとには好きな科目を入れて、やる気が継続できるように工夫しました。

【その4】始めやすいものからやる
1時間目から重い科目がくると1日の始まりがマイナススタートになってしまうので、負荷が少なくてやりやすいものから始めるようにしました。タイピングが入りとしては簡単で楽しめるので最適でした。

【その5】学習状況を観察しながら適度に褒める
私が一番苦手とするところなのですが、少しでもできたら間髪開けずに褒める!というのを頑張ってみました。自分の子どもをなかなか素直に褒めることが出来ない性分で本当に困ったもんです。今回は見守るスタイルに徹して、必要なときだけ褒め称えるようにしてみました。工夫したところをしっかり聞いて評価してあげると、みるみる自信ありげな顔になるのも見ていて面白かったです。

学習の成果

学校のオンライン授業が5月中ばにようやく始まったので、自宅学習は実質2ヶ月半の長期間に及びました。果たしてこの休校期間中に2人はどれだけ成長できたのでしょうか…⁈

結果はこちら▼

娘のタイピングが指1本打ちじゃなくなりました 🎉🎉🎉
本人的にはこれが一番嬉しかったようです。プログラミングは64コマとかなりボリューミーな内容だったので、HPの仕組みについて少し理解できたのではないかと思います。イラストはいろいろ挑戦させてみた結果、自分には漫画家は向いてないという結論に…。料理もレシピを検索しながらチャレンジしていたので、良い傾向だと思っています。分からないことは自分で調べるという習慣は絶対に身につけて欲しいなと思います。

Blenderで制作した作品たち▼

息子の方はタイピングスキルが少し上がりました。歌詞タイピングが彼には合っていたようです。そしてコピペという名の神業(ショートカットキー)を覚えて喜びの舞を披露してくれました(笑)

個人的にはBlenderの3DCGソフトにチャレンジして良かったなと思いました。初めて使うツールでも途中で諦めたりせず、自分の設定したゴールまでちゃんとやり遂げるという不屈の精神が彼にはあるなと感じました。

感想と反省点

結論として、いろいろチャレンジして良かったなと思っています。
もちろん、全てが上手く想定通りになったわけではありません。
子どもに合わなかったサービスもあったし、途中で方向性を変えたりと常に軌道修正は絶えなかったように思います。

それでも今回の自宅学習を通して、「学ぶことの楽しさ、継続は力になる、情報は自分から取りに行く」の3点を学んでもらえたら、私の目標は達成できたと言えるんじゃないかと思っています。

コロナウイルスの脅威によって学校が休校となり、たくさんの親御さんが自宅学習に頭を悩まされていたことでしょう。
でも、どんなに状況が悪くても何かしらできることはあるはずです。
根がネガティブな私が言うのもあれですが、こういう時こそポジティブシンキングになるべきだと思っています。

ピンチをチャンスに!٩(´0`)۶

子供の成長をコロナなんかに阻害されてたまるもんか!っていう気持ちで、これからも前向きに子育てしていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
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こんにちは。UI/UXデザイナーのkannaです。デザイナーの奮闘日記的なものを書いていきますので良かったら応援をよろしくおねがい致します。