【ほんのちょっとした告白】初めて気づいた自分の性について
ずっと悩んできたこと。
彼氏ができない。恋愛で上手くいったことがない。
この一年間ずっと「人間としての好きと恋愛対象としての好きって何が違うと思いますか?」と色んな人に聞いてみた。
でも納得できる答えが返ってきたことはなくて、ずっと悩んでた。
普通に恋愛が出来ない自分。彼氏ができない自分。
そんな私が人間としてどこかおかしいと思ってた。どこか欠けてると思ってた。恋愛が自分のコンプレックスになってた。
誰かを恋愛対象として本気で好きになったことなんてここ数年ないし、かっこいいと思ったりときめいたりすることはあっても、それはほんの一瞬のもので、時間が経ては嘘のように消えてしまう。そんな自分の気持ちを恋愛とは思えなかった。でもそんな自分に振り回されていた。
でもほんとに私はおかしかったみたいだ。
私は無性愛者(アセクシュアル)らしい。
アセクシュアルとは、恋愛感情の有無にかかわず、他者に対して性的欲求を抱かないセクシュアリティのこと。
色々な調査結果があるが、18歳から59歳の大阪市民を対象に行った調査では、1.1%の女性がアセクシュアルと回答したとの調査結果がある。
少ない。たった1%。100人いたら私と同じ感情を抱く人は1人しかいない。まだ自分は19歳だから、こどもだからと思ってた。周りにも同じような人は少なからずいると思ってたし、別にマイノリティなんて思ったこともなかった。今でもにわかに信じがたい。「え、皆さん違うんですか?」と心から聞きたい。
でも確かに人とこんな話をしたことなんてほとんどなかったから、誰かと共感し合った覚えはない。
でも私は本当に性的興味や性的欲求を抱かない。
気持ち悪い、無理、拒絶反応。
それっておかしいことなのかなぁとはずっと思ってたけど、人には言えなかった。でも最近人にそんなことをぽろっと言った時に、少しではあったけど驚いた反応をされて、自分がマイノリティなのかもしれないと初めて思った。
でも自分がそうであることに嘆いてるわけでも悲しんでるわけでも絶望しているわけでもない。
むしろ安堵を覚える。私がこれまで恋愛がうまくいかなかったこと、彼氏ができなかったこと、人間としての好きと恋愛対象としての好きが分からなかったことの理由がちゃんと分かったから。
でもそれはただの言い訳にしか過ぎないのかもしれない。
誰かと恋愛関係になったら、必然的に性的関係にならないといけないとしたら、確かに私は恋愛ができないだろう。結婚もできないし、子供を授かることもできない。確かに結婚する気はないし、自分の子供が欲しいとも思わない。それは、結婚したり子供ができたら自分の時間が奪われるからと思ってたけど、もしかしたらここにも理由があったのかもしれない。
私はこれからもっと恋愛をすることが難しくなるだろう。でもそんな自分を受け入れて、そんな自分を受け入れてくれる人に出会える日を気長に気長に待とうと思う。
あぁ、自分の違和感に「無性愛者(アセクシュアル)」という名前がつくだけで、こんなに肩の荷が下りた気分になるんだ。
これがこうやってnoteを書くほど大したことなのか分からないけど、私にとっては地味に大きな発見だったので、残しておこうと思います。
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