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官民連携まちづくりDAY2022[登壇者紹介②]山中 佑太さん(カミハチキテル事務局/(一社)地域価値共創センター)

こんにちは!官民連携まちづくりDAY 2022事務局です。

2022年2月14日(月)に国土交通省と全国エリアマネジメントネットワークが開催する当イベントの、トークセッション登壇者と、まちづくりの取組を全4回に渡ってご紹介します。

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参加申込はコチラ

第二弾は、カミハチキテル事務局/(一社)地域価値共創センター 理事の山中 佑太さんです!早速、お取組からご紹介いたします。

(一社)地域価値共創センターの主な取組

山中さんは、(株)荒谷建設コンサルタントが立ち上げ、主に中四国地方を中心に地域デザインなどを手掛けている(一社)地域価値共創センターの理事として、「カミハチキテル」のプロジェクトを推進しています。

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(一社)地域価値共創センターの実績(同社HPより)

「カミハチキテル」と取組地域

中四国地方最大の繁華街で広島都心である、広島市中区の紙屋町・八丁堀地区にてコンテンツリード型の都心づくりに取り組んでおり、「カミハチキテル」を掲げ、2019年から様々な実証実験や取組を展開しています。

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「カミハチミライデザインver0.5」では2045年の都市像として「プロトタイプシティ(世界課題解決都市群)」を掲げ、相生通りのトランジットパーク化を目指しています。

また、広島都心の将来を考える産官学30団体から成るまちづくりプラットフォームを形成し、「社会実験カミハチキテル」を2020年、2021年春に実施するなど「広島都心にひとのための居場所・プレイス」づくりに取り組んでいます。

2021年の舞台は「広場」!!会場となる基町クレドふれあい広場のあらゆる場所に、イタリア製の高質な人工芝、ベルギー製のストリートファニチャーが設置され、広島都心で一番くつろげる場所への転換を目指します!

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カミハチキテル第2弾 基町クレドふれあい広場(同事務局HPより)

デザイン性が高い空間設計や、多くの企業・団体や市民と連携した取組は様々なメディアに取り上げられています。

山中さんが実行委員会事務局のディレクターとして参画した「公共空間活用社会実験 [カミハチキテル - URBAN TRANSIT BAY -]」では、2020年の公共の建築・空間の分類がグッドデザイン賞を受賞するなど、広島に留まらなず、全国的に話題を集めています。

社会実験名称は「#カミハチキテル -URBAN TRANSIT BAY-」。紙屋町・八丁堀地区を一体的に表現した「カミハチ」。そして、そのカミハチに「来てる(もうそこに居る)」し、カミハチって「キテルよね(いい感じだよね)」という意味を込めて名付けました。そして、カミハチの場所性を表す交差点とコミュニケーション象徴でもある#(ハッシュタグ)から造形したアイコンを組み合わせたロゴマークになっています。また、空間としての意図を補足するため、URBAN (都市で)TRANSIT(ひとびとが気持ちやアクティビティを切り替える) BAY(バスベイ・トラックベイ・タクシーベイ)を添えています。

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「#カミハチキテル -URBAN TRANSIT BAY-」のイメージ(同事務局HPより)

登壇者のご紹介

カミハチキテル事務局/(一社)地域価値共創センター

理事 山中 佑太さん

カミハチキテル 山中様

広島のまちづくりに関わりたいと考え、子どもの頃に抱いた夢を叶えるため、広島へ戻ることを前提に進学を機に上京し、不動産や都市計画を学ぶ。2016年、30歳を節目に都市計画コンサルタントとして広島へのUターンを決意。2019年からはカミハチキテル事務局/(一社)地域価値共創センター 理事として活動している。ライフワークでも地域活性化のための活動を行っている。

まちづくりQ&A

山中さんがまちづくりの取組を行う際のポイントなどをいくつかご回答いただきました。

Q.まちの自慢を教えてください!

A.広島は7本の川が流れるデルタを山々が囲む、非常にコンパクトな都市です。その都心に位置するカミハチ(紙屋町八丁堀地区)は平和記念公園や広島城、平和大通りなどの豊かな自然に囲まれながらも、路面電車が走るメインストリート、相生通りや旧西国街道に沿って発達した本通りに業務商業機能が集積しており、多くのひとが訪れる求心力の高いエリアとなっています。

Q.まちづくりの取組を進める際、重視している事柄はありますか?

A.プロセスとデザイン、コンテンツの3つを重視しています。

Q.地域ビジョンを策定するうえでのご苦労やエピソードを教えてください。

A.2019年からカミハチキテルの前身である紙屋町八丁堀エリアマネジメント実践勉強会で地域ビジョンの検討を始めました。2週間に1回のハイペースでワークショップを重ね、半年後には中間発表をしたのですが、当初は勉強会のメンバーは有志で参加していたこともあって、その後のビジョンのブラッシュアップに向けて、メンバー間の温度感に差が出始め、検討を続けることが困難になりました。そこから、社会実験をはじめとしたアクションファーストでの取組にシフトチェンジし、メンバーの共通体験が増えるにつれ、中間報告時に打ち出した、「ひとのための都心空間」という基本コンセプトへの理解が深まり、地域ビジョンの公表に向け検討が再開され、現在に至っています。

Q.コロナ前後で感じる、都市空間や人々の居場所の変化や、地域の状況について教えてください。

A.屋内空間のリスクが高まったことから、屋外のパブリックスペースを使う頻度が増えたと思うのですが、そうした中でひとびとのパブリックスペースの使い方にバリエーションが生まれるなど、「パブリックリテラシー」のようなものが向上しているように感じます。また、コロナで立ち止まる地域、加速する地域、両方あったと思うのですが、ここで加速できたことが、カミハチキテルにとっては大きなことであったように感じます。

Q.最後に、本イベントへの意気込みや、期待していることなどをお聞かせください。

A.出口先生や最近の丸の内での取り組みについて伺うことができるのが楽しみです。参加者の皆さんが一歩前に踏み出すことができるような情報提供とディスカッションができればと思います。


山中さん、ありがとうございました!イベント当日のお話も、ぜひお楽しみに。

次回も別の登壇者の方のご紹介を予定しています。ぜひチェックしてくださいね。

参加申込方法

当イベントは、事前申し込み制です。

お手数ですが、2022年2月9日(水)までにお申込をお願いします!

お申込先

https://forms.office.com/r/73yTNqGxtH

【官民連携まちづくりDAY2022】参加申込フォーム_QR コード

ご質問も募集中!

セッション①(地域ビジョンのつくり方)、セッション②(ニューノーマル時代に求められる空間と機能)に関して、それぞれご質問を受け付けています!

皆さまの抱える疑問を全国で取組推進をしている登壇者の皆さんと一緒に考えてみませんか?

参加申込をお済ませの上、2022年1月31日(月)までにお寄せください!

質問受付先

https://forms.office.com/r/aQemLBPcbT

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※必ず、参加申込を済ませてからご入力ください。

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皆さまのイベントへのお申込とご質問、お待ちしております。


お問合せ先
官民連携まちづくりDAY 2022 事務局
有限責任監査法人トーマツ
メール:kanmin-machi@tohmatsu.co.jp
担当:西村・大庭・原田