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自分自身を大切にする「おまじない」が満載。辰年に読みたい『あなたの龍神様を目覚めさせる方法』

スピリチュアルなのは ちょっと読みにくい?

なんかスピリチュアルって信じるのちょっと恥ずかしくって…
おまじないは、実はけっこう好きなんだけどね。
 
そういう人、意外と多いんじゃないかなあと思います。
年末には新年の占いの記事を読んでみたり、初詣にはおみくじを引いてみたり。
すごく本気ってわけじゃないけど、いいことだけ信じてみようかな、みたいな。
そうすると、なんだか気持ちも強くなるし、何より楽しいですよね。
 
『あなたの龍神様を目覚めさせる方法』は、そんな大人のための、おまじないの本です。
もちろんスピリチュアルな部分はありますが、占いの記事を読むような感覚で、気になるおまじないを試してみることができます。

『あなたの龍神様を目覚めさせる方法』

どんなおまじないが載っているの?

それじゃ、どんなおまじないが載っているんだろう? 気になりますよね。
おまじないは、なんと50以上も紹介されているんですが、そのごく一部をお見せすると。
 
オンとオフを切り替えるコツ
・リラックスするための「足の法則」
・「感じのいい人」と思われるには?
・商売運アップで収入増をめざす
・お金が集まってくる財布がある
・運気を上げる神社へのお参りの仕方
・おみくじで「凶」! そんなときは……

 
こんな感じで、かゆいところに手が届くというか、あ、そんなおまじない知ってたら嬉しい!というようなものばかり。
しかもそのやり方も、今日から試してみようかな、と思えるものが多いんです。
ちょっとした心がけだったり、軽いしぐさだったり。
イラスト付きだから、目でパッと見て、簡単にやり方が理解できます。
(中にはお線香や鏡といった道具が必要なものも。それはそれでワクワクする!)

オンとオフを切り替えるコツ
「感じのいい人」と思われるには?

そんなお手軽っぽい感じなのに、実は紹介されている“おまじない”、なんと850年も昔から続く荘厳契密法という教えに基づいているんですって。
古い歴史があると聞くと、おまじないの効果も期待できそうな気がしますね。

タイトルの龍神様ってなあに?

ところで、タイトルに入っている「龍神様」って何なんでしょう?
それを目覚めさせるって??
「龍神」というのは、なんか聞いたことある、という人もいるんじゃないでしょうか。
龍神が憑いている人とか気に入られている人とか。そういう人は、写真に龍が写るんだよ、とか。
守護霊みたいなものなのかな、と思いますよね。
この本の中にも、「龍神様を喜ばせる」とか「龍神様を元気にする」といった表現が出てきます。
それじゃやっぱり、スピリチュアル世界に生きている龍神様を連れてこようってことかしら??
 
著者の川井春水先生は、「はじめに」でこんなふうに書いています。

龍神様は、あなた自身

え? 守護霊みたいな龍神様を大事にしようって話じゃないの?
ちょっとビックリする言葉ですね。
でも読み進めていくうちに、この言葉の意味はなんとなくわかってきます。
「はじめに」をもう少し読んでみましょう。

龍神様とは、自分自身でありながらも、守り神のような存在だと考えています。見えない存在ですから多くの人は認識できていませんが、つかず離れず常に見守ってくれています。実在しない存在だからこそ、このようなことが可能なのです。
たとえば、仕事で自分が先頭を切って仕切らなければならないのに心が弱っていて力が出ないとき。そんなときは、龍神様になりきるようにしましょう。力をもらうというより、自分自身が龍神様になりきるのです。

あっそういうことだったんだ、と目からウロコが落ちた気がしませんか?
この本の目的は、スピリチュアルな世界に生きる龍神様から、自分を守ってもらうということではないんですね。
ありのままの私たち自身の力を引き出していこうという本なんです。
つまり、「龍神様を目覚めさせる」とは、自分自身を大切にするということ。
 
実はこの本に載っているおまじない、全部、私たち自身の運気を上げたり、心地よくするためのものなんです。
おまじないと言われて想像するものよりも、もっと能動的で、自分自身を鼓舞するようなイメージ。
<自分自身が龍神様になりきる>ために、サポートしてくれるようなおまじない達なんです。
そんなおまじないをかけたところを想像してみると、なんとなく力が湧いてきて、強くなったような、なんでもできるような気がしてきますね。
 
最後に、龍神様のビジュアルイメージをご紹介しましょう。
龍の姿は誰でも知っていると思いますが、実は秘密があったんです。
これも「はじめに」にしっかり書かれています。

龍神様は、十二支のすべてを持ち合わせている唯一無二の存在です。
顔は午、角は丑、手は酉……をあらわしていると言われています。

言われてみると、十二支の中で辰だけが、実際にはいない生き物なんですね。
ユニークなのに確固たる十二支の地位を持つ特別な存在。
ありのままの自分を大切にするのに、ぴったりのシンボルです。

そして、そう、今年2024年は、辰年です。
12年に1度だけめぐってくる特別な辰の一年に、あなたの龍神様と出会ってみませんか?

(文=平井はづき)


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