かんき出版「1冊でしっかりわかるシリーズ累計100万部突破記念 作文コンクール」 入賞者発表!
かんき出版では、1冊でしっかりわかるシリーズ累計100万部突破を記念して、小学生を対象に作文コンクールを開催しました。応募作品はいずれもすばらしい作品ばかりでしたが、厳正な審査の結果、低学年、中学年、高学年それぞれの部の入賞者を決定しましたので、発表いたします。
国内のみならず、海を越えて力作をお送りいただきました。たくさんのご応募、本当にありがとうございました!
低学年の部(1・2年生)
◆最優秀賞
2年生 ゆうみさん 「ゆめとわたし」
受賞コメント
最優秀賞って、初めは何だろう?って思っていたんだけど、とっても嬉しかった♪
わたし、本が大好きだから、図書カードの分でいっぱい本が買えるし、ワクワクだなぁ。なに買おうかなぁ♪
わたしの夢は、自分でカフェを開くことで、これからも色んなことをしたり、勉強したりして、がんばります♪
審査員コメント
わんにゃん言葉、ふきだし言葉などがたくさん使われていて、カフェのようすが目にうかぶようでした。やさしくむかえるわたし。あまいかおり。サッパリさわやか。などの書き方も、リズム感があってすてきです。3つのならいごとも、カフェのためなんですね。おうえんしたい気持ちになる作文でした。
◆優秀賞
2年生 若林紘加さん 「猫がくれたもの」
受賞コメント
長い作文をかくことにちょうせんしてみたけど、書く内容がなくてこまっていました。姉がいっしょに考えてくれて、少しずつ文が書けるようになり、他の人によんでもらいたくなりました。
かいねこが亡くなったので、変わっていった私の気もちを作文にしてみました。作文は自分の気持ちを自由にかけるからいいなと思いました。
審査員コメント
読みながら、ないてしまいました。猫といっしょに過ごした時間が、かけがえのないものだったことが、とてもよくわかります。そのあとの自分の気持ちの変化も、とてもていねいに書かれていて、むねをうたれました。虹のかけ橋のお話、とてもすてきですね。
中学年の部(3・4年生)
◆最優秀賞
4年生 大恵朱実さん 「みんなと食べる給食」
受賞コメント
しょうをいただけてうれしいです。作文を書いたのが4月で、それからもずっとクラスのみんなとは別々に食べていてつまらないです。だから、い前のように 友達の顔を見ながら給食を食べたいです。今はクラス全員が学校を休まず来ていることがうれしくて、夏休みが終わっても元気なみんなと会うのがすごく楽しみです。
審査員コメント
「給食の味は同じはずなのに、どうしておいしく感じないのでしょうか?」と、自分で問いをたてて、それに対して答えを考えたところが、すばらしいと思いました。自分で発見したことを書くと、文章はとても生き生きとしてきます。この文章から、朱実さんの考えがよく伝わってきました! 書き出しの給食のシーンも、本当においしそうに書けていますね!
◆優秀賞
3年生 野入桃子さん 「わたしの目ひょう」
受賞コメント
私は、自分の気持ちや考えを伝えることが苦手でした。だから受賞のお知らせを聞いて「うそでしょ⁈」と信じられない気持ちでした。賞をもらえて自分に自信を持つことが出来ました。書く楽しさを知れて良かった!これからも書くことを続けていきたいです。
審査員コメント
先祖代々、受けつがれてきたたまごやきなんですね。その「つながり」のようなものが、とてもあたたかい文章で書かれていて、こちらまであたたかい気持ちになりました。フライパンの話がとても印象的で、桃子さんと、お母さんの会話が、とても心に残りました。その場面が目にうかんでくるような、素敵な文章でしたよ。
高学年の部(5・6年生)
◆最優秀賞
6年生 みかんさん 「バスケを通して」
受賞コメント
小学6年生の時の出来事とこれからがんばりたいことを混ぜて書きました。6年生の時はコロナでなかなか練習や試合ができなかったので悔しい思いをしました。
毎日この作文に書いたような自分やチームの勝利を思い描きながらがんばりました。
これからはこの作文に書いたことを実現できるようにさらに努力していきたいです。
※編集部注 みかんさんはコンクール受付開始時点で小学校6年生でしたので、高学年の部で審査しています
審査員コメント
吹き出し言葉がとても効果的に使われていて、こちらも読みながら、手に汗を握るようでした。声が枯れるくらい、太陽のように輝いて、覚醒したかのように、みんなの声が頭(の?)中にひびく、全てが止まって見えた、人生でTOP3に入るうれしさなど、キラキラした表現がたくさんあって、とてもあざやかな文章でした。
◆優秀賞
6年生 半井音羽さん 「未来の図書室」
受賞コメント
私はもともと読書が好きで、テーマにぴったりの作文が書けたのでおうぼしました。
優秀賞に選ばれて、とてもうれしいです。これからも読書を続けていきたいと思います。
審査員コメント
タブレットになったときの考察がとてもおもしろく、興味深く読ませていただきました。
ページをめくるときのわくわく感について! とてもよくわかります!! きっと、同じように感じている人、たくさんいるでしょうね。その描写が、とてもよかったです。「一方で」という言葉を上手に使えているのも素敵です。
審査員 佐藤友美(作家・コラムニスト)
ライター・コラムニスト。 安藤英明氏の長女でもあり、『小学校6年世までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本』では、構成を担当。書籍ライターとして、ビジネス書、実用書、教育書等のライティングを担当する一方、独自の切り口で、様々な媒体にエッセイやコラムを執筆している。
審査員から総評
今回は、文章として整っているかどうかよりも、読んでいて楽しい気持ちになったり、涙が出そうになったり、ドキドキハラハラしたりというような、心を動かされた作品を優秀賞に選ばせていただきました。
読む人の心をうつ作文には、2つの特徴があります。
ひとつは、作文の中に、書いている人の「発見」や「気づき」があること。その「発見」や「気づき」をみずみずしく伝えてくれる作文には、心を動かされます。とくに、低学年の作文に、「新しい世界に触れたときの感動」がキラキラ表現された文章が多く見られました。
もうひとつは、「ほかの人はあまり使わないかもしれないけれど、自分ならではの表現をしてようすや気持ちを伝えようとしている」こと。
たとえば、中学年で最優秀賞になった「給食」をテーマにした作文や、優秀賞になった「たまごやき」をテーマにした作文には、この方にしか書けない表現方法で、おいしい(さみしい)給食や、あたたかく優しいたまごやきを表現しています。
こういった、「世界で自分だけが知っているようすや気持ち」を、自分なりの言葉で表現できると、人の心に届く作文になると感じました。
作文を書いているときは、きっと、書きながらいろんなことを思い出したり、考えたりしていると思います。その、頭に思い浮かんだことを、強いエネルギーのまま作文用紙にぶつけたんだろうな、と感じられる作品が選考に残りました。
今回100万部突破のキャンペーンとなりました「一冊でしっかりわかるシリーズ」の『小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本』は、全く文を書き始められなかったお子さんが、書くのが楽しくなった。苦手な作文が苦にならなくなったと喜びの声が連日届くロングセラー。本書で、次のコンテストの機会に備えてみては、いかがでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?