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関係人口増加の事業を考えてみた

さきほど、南会津振興局(福島県)主催の表題のワークショップがあり、参加してきました。色んな人と話すと思いもよらないところとところが、くっつくことがあるなと思ってまとめてみます。ワークショップ内では自分の考えがまとまらなかったので備忘録として。
関係人口ってことは、只見町にとって外からの刺激。今までの仕組みが変わるきっかけになれば良いなと思います。

結論(事業達成地点)

デジタルジーチャン量産マニュアルを作ろう

只見町:デジタルジーチャン誕生
関係人口相手:文字なしテレビ電話導入マニュアル誕生
(下記のようなもの)

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※参照:教えて!ドクター「新型コロナワクチン接種説明イラストカード」
https://oshiete-dr.net/oshietedr/cov19vacc-ill/

只見町の現状、メリット

・只見町には、一人暮らしのじーちゃんばーちゃんがいる
・子どもたち、孫は町外で暮らしている
・日々の暮らしでじーちゃんばーちゃんの体調が心配
・台風や大雨の時はもっと心配
・テレビ電話を使いこなせたら、日々の暮らしでは顔を見て話せて安心
・テレビ電話を使いこなせたら、非常時の連絡手段が増える
・見守り機能が向上
・遠くにいる孫の成長が見える
・デジタルじーちゃんになってくれたら、行政もメリットがでてくる

関係人口相手先の想定、メリット

・情報処理関係の大学(ゼミ)
・NTTドコモ等の通信系企業(社会貢献、通信機器の見込み客増加)
・企業研修(対話、営業スキル向上、資料作成デザイン)

事業の肝

言葉が通じにくい人と一緒に作っていくものって副産物が多いと感じています。只見弁が激しいじーちゃんばーちゃんと対話し、相互理解を深めていくのってめちゃくちゃ大変だけど、その経験が僕はいきています。
そんな紆余曲折を経て完成した文字なしマニュアルって、文字が読むことが苦手な人や子どもや外国人の人にも、とっても優しいものになっていると思うんです。

アイディアのきっかけ

その前は、奥会津振興センター(5町村の組織)主催の地域のコンテンツ作りワークショップに参加していて、プロのライターさんにテーマとキャッチの作り方について教えてもらいました。その中で「自分がやりたいことと、相手のメリットが重なることを言葉にする」というのがありました。

地域の課題って挙げればきりがないけど、その課題を一緒に楽しんでくれる相手って誰なんだろう。その理由って何なんだろう。を挙げればきりがないぐらいアイディア出ししないと実現しないってことなんだと思います。

あと、小学校のICT機器を活用した教育事例だったかな、海外小学校との交流事業とくっつけたかなにかで、マインクラフト(ゲーム)を使ったという記事を読みました。初めて会う人で言葉も通じない人と手ぶらで「はい、では仲良くなってください」なんて無理です。まじむり。ですので

ゲームを通して一緒になにか作っていく、ゲーム内のワードが共通言語になる。マイクラ以上に楽しいコンテンツはタブレットに入っていないから、子どもたちは全力で学び遊ぶ。この形に当てはめれば、事業を企画するときに大きく外すことはないんじゃないかなと思ってます。

最後に

小児科の坂本先生を紹介してもらったおかげで、今まで僕には浮かばなかった着地点を設定できました。ありがとうございます。

ワークショップって、人の話を聞く、人の話を否定しない、人と違う意見をビビらずに話す、話は極力短く、進行役の人が求めている答えにまずは答える、笑いながらやる。ことが大切だなと改めて思いました。

ワークショップは頭の体操と思っています。自分の今までの経験やアイディアを披露するんじゃなくて、この場で出た思いやアイディアと、自分の経験やアイディアを混ぜたら、なんか面白いことになるんじゃないかなーで臨んでいるので楽しいです。あと初めてお会いした人とどう仲良くなるかなとか考えてます。久々に会う人とかもいてプチ同窓会の気分で楽しいです。

「町を変えるぞー!」とか「ちゃんとしたこと言わなきゃ...」みたいなんじゃなくて「いっちょ、やってみっかー」みたいな孫さん(DB)ぐらいでワークショップに参加するのがいいんじゃないかなと思ってます。