(詩)「見てるよ」って伝える

つらそうな人がいて

自分は何か手助けしたいと思う

でも、

どうしたらいいかわからない

どんな言葉をかけたらいいかわからない

かけた言葉が見当違いで、もっとその人を傷つけてしまったら

そう思うと怖くて何も言えない。

私には、昔から「励ましの曲」が流れる。

苦しい時、つらいとき、落ち込んでいる時

街を歩いていて店の中で

たまたま聞いていたラジオで

「このタイミングで！？」というタイミングで

自分の好きなアーティストの曲が流れる。

すると、「一人じゃないんだな」と思える。

誰かが（それは神様かもしれない）が、自分を見ていてくれているような感覚。

かける言葉がないのなら

「見てるよ」って伝われば

それだけでも、あの人の力になれるかもしれない。

それはたった一つの「スキ」でも、

「ひとりじゃないよ」って伝えられるかもしれない。

私はあなたを見てるよ。

あなたが苦しんでいるのを、見てる。

あなたが自分で決めた道を進むのを、見てる。

そして私は、あなたとは違う誰かに

私が苦しんできた軌跡を、見てもらっている。

私が自分で決めた道を進むのを、見てもらっている。