詩を書く自分を恥ずかしいと思っていた

私は、中学生くらいから、たびたび詩を書いていた。

それは詩の勉強をしたわけでもなく、ただ、思った事を表現したいからというだけだった。

文章だと、ストッパーがかかることがある。

冷静がゆえに、

人を批判するようなことに対しても

愛しくてたまらないというような時も。



私にとっては、詩は、スナップショットのようなものだ。

自分の思っていることを「全て」表現しようと思ったら、どうしても詩になってしまう。文章だと、逃げてしまうのだ。


noteを始めてびっくりしたのは

「私は詩を書いています」

「詩人」

みたいな人達がたくさんいることだった。

こんなにも堂々と、みんなに詩を発表できるなんて

最初は「私にはできない」みたいな気持ちだった。


それでも、noteのネタがない時にふと、「過去の詩を載せたらどうだろう」と考えた。

それでも抵抗はあったものの、「昔の」というところで恥ずかしさが低減されて、載せてみることにした。

それに慣れてくると、少しずつ「今の気持ち」を書けるようになってきた。


それでもまだ、「こんな私が」「こんなものを詩と言って」書いていいのか。という気持ちは拭えなかった。


別に、詩の専門誌に投稿しているわけでもないのにね。

とにかく恥ずかしい気持ちばかりある。


でもきっと、それは自分に自信がないだけなんじゃないだろうか。

例えば、私が会社を興したら

やっぱり「こんな私が」って思うし、

私が小説を書いたら

「こんな私が」って思う。


でも、noteの普通の記事に対しては、そうは思わないんだよね。

最初の頃は思っていたかもしれないけど。

きっともう、慣れたんだと思う。


「こんな私でも」記事を読んでもらえる。

「こんな私でも」スキを付けてもらえる。


このままnoteを書き続けていったとして

「こんな私」という気持ちが無くなるのかどうかは分からない。

だけど、「こんな私」から少しでも成長していけるはずだ。


そして、「私には詩がある」と思えること。

詩を書く自分を好きになれたら、それだけで

少しだけでも人生が良くなるような、気がする。

そしてその先には、

「こんな私」ではない私になっているのかもしれない。



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