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ウエノカナコの詩

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以前から書いていた詩を、不定期でnoteにあげていきます。日付が残っていれば日付を入れます。私の心の叫びです。 過去の詩にも、後からタイトルを付けることにしました(2021/3/…
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2021年4月の記事一覧

(詩)助けること

人を助けたいと思うのは、自分が助けて欲しいと思っているからだろうか それともそこに、昔の自分を見ているからだろうか 助けるのは本当にいいことなのだろうか 自分の力で乗り越えることが大切なのじゃないだろうか 私はあの時、どうして欲しかったのだろう。 あなたはよく頑張っているなんて言われてもうれしくなかった 頑張らないと生きていけなかったから あなたの体も大事だよ 少しは休みなさいよ 少しくらい手を抜いたって、大丈夫だよ そう言ってもらいたかったかな。 でき

(詩)「あの人がこう」とか

「あの人がこう」とか 「これがああだから」とかを気にせず 自分のしたいことをする するべきことをする 残務処理をする 見て見ぬふりしてたことをする やりたくないことをする 怖いことをする 怖かったことをする 嫌だけどしたいことをする 「あの人がああだから」なんて 関係ないんだ ただの言い訳なんだ 人の手を借りてもいい 「あの人」じゃない力を借りるんだ ボランティアでも有料でもいい 怖くても考えるんだ そうすれば やり方はたくさんあることに気

(詩)いつも箱に入ってる

「自分」はいつもは箱の中に入っていて なんだか窮屈に暮らしている。 私が一人になれた時にやっと 「自分」を箱から出してあげるんだけど いつも箱の中にぎゅうぎゅうと詰め込まれているから いつも型崩れしている。 話を聞こうと思っても 長いこと話していなかったときは なんだかうまく話せないし 他にやりたいことがあると 全然お話をしてくれない。 「自分」の望みは 箱に入らない暮らし どうして箱に入っているの? 私が箱に押し込めたから 「自分」が箱に入って