【本のあるところajiro】「寺山修司は死んだのか?――演劇・短歌・競馬・映画から問い直す」(7/21)
『寺山修司の遺産――21世紀のいま読み直す』刊行記念
「寺山修司は死んだのか?――演劇・短歌・競馬・映画から問い直す」
7月19日追記:
『寺山修司の遺産』に推薦文を寄せてくださった渡部泰明さんがリモートから緊急出演決定!!
教科書に短歌が収録されるなど、いまも多くの新しい読者を惹きつけてやまない寺山修司。
「天才」「カリスマ」とも称され、もはや歴史的な評価の定まった「偉人」の一人ともなっている雰囲気もあります。
しかし、寺山の魅力はすでに語り尽くされているのでしょうか?
没後40年となる今年、再評価の進む短歌やエッセイだけではなく、さまざまな側面から寺山修司の魅力に迫る研究プロジェクトの成果が論集『寺山修司の遺産』として刊行されます。このトークイベントでは、本書の編者のお二人をゲストに、演劇、映像、競馬論、デザイン、思想など、寺山の多角的な魅力をさらに掘り起こしていきます。
寺山の作品に最近触れはじめた初心者から、寺山の大ファンという方まで、幅広い方に楽しんでいただけるトークイベントになります。ぜひご参加ください!
【イベント書籍】
『寺山修司の遺産――21世紀のいま読み直す』(堀之内出版)
寺山がこの世を去ってから40年。
社会状況は大きく変化してきたが、寺山が残したものは、いまもなお読み直され、多くの読者・観客を惹きつけている。
本書は、現代の問題意識と深くつながる、寺山の多岐にわたる活動に対して、思想、競馬、言語学、美術、デザイン、演劇、映像、政治をテーマに、各分野の筆者陣がそれぞれの問題意識で挑み、新たな魅力を発掘する。
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『寺山修司の遺産――21世紀のいま読み直す』刊行記念イベント
寺山修司は死んだのか?――演劇・短歌・競馬・映画から問い直す 概要
日時:
7月21日(金)19時00分~21時00分(120min.)
開場18:30
出演:
伊藤徹(『寺山修司の遺産』編者・京都工芸繊維大学教授)
檜垣立哉(『寺山修司の遺産』編者・専修大学教授/大阪大学名誉教授)
藤田尚志(司会・九州産業大学教授)
渡部泰明(リモート参加・東京大学名誉教授)
会場:本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B)
参加方法:会場参加 / ライブ配信
チケット:会場・配信ともに1500円
配信方法:YouTube(2週間アーカイブ付)
お申込:①会場参加チケット
②ライブ配信チケット
主催:本のあるところajiro
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:田中)
当イベントは「PROJECTマキコミヤ」関連イベントです。
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【登壇者プロフィール】
伊藤徹(いとう・とおる)
1957年静岡市生まれ
静岡県立静岡高等学校、京都大学文学部卒 博士(文学)
専門:哲学、日本近代精神史
主要著作に『柳宗悦 手としての人間』平凡社,2003年、『芸術家たちの精神史――日本近代化を巡る哲学』ナカニシヤ出版,2015年(寺山論所収)、『《時間》のかたち』堀之内出版,2020年(寺山論所収)、Dekonstruierte Vergangenheit, Das Selbstsein im Terayama Shūjis Film sterben auf dem Land, in Film Bild Emotion, IUDICIUM-Verlag , 2020 München S.330-347
檜垣立哉(ひがき・たつや)
1964 年生まれ
専修大学教授・大阪大学名誉教授 東京大学大学院中途退学 博士(文学 大阪大学)
著書に『生命と身体』勁草書房2023年、『日本近代思想論』青土社,2022年、『バロックの哲学』岩波書店2022年、『ベルクソンの哲学』講談社学術文庫2022年など
藤田尚志(ふじた・ひさし)
1973年生まれ
九州産業大学教授。Ph.D(哲学)。専門は哲学、フランス近現代思想
著書に『ベルクソン 反時代的哲学』勁草書房2022年、共編著に『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』2016年、『ベルクソン『物質と記憶』を診断する』2017年、『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する』2018年(いずれも書肆心水)、共著にMécanique et mystique(Olms, 2018)、『ベルクソン思想の現在』書肆侃侃房2022年など。訳書にアンリ・ベルクソン『時間観念の歴史』書肆心水2019年(共訳)、マルセル・ゴーシェ『民主主義と宗教』トランスビュー2010年(共訳)など
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