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林家彦三「日々の、えりどめ」

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えりどめ。 それは着物の襟元をただすもの。隠れながらも十分に仕事をする、働き者。小さいながらも、よく見ると銀色にかがやく小間物。安いもの。それでいて安っぽくないもの。 そんな文…
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2021年10月の記事一覧

【日々の、えりどめ】第3回 着くずれながらも生きていく(一)

 着物の着方が、良くない。良く注意されるのである。痩せているためか、帯をきつく締めてもす…

【日々の、えりどめ】第2回 空想文集と遠い都市からの手紙(二)

 妄想だけが逞しくて例えばそれだけで一冊の書物が出来上がってしまうことはよくあることだが…