ヲンナが家をつくるトキ 価値観激変編2
超ど田舎(いや、田舎と言っちゃいけない。超山間部と言おう)高知の山中に引越しする理由は特にないけれど、そんなところでも暮らして行ける!という価値観に変わった訳を昨日から書いている。
価値観が激変した訳は大きく分けると3つ
1.ワークショップの告知が開催7日前だったと言うこと。
2.9月末の夏の終わりとはいえ、沖縄の山中で2週間のテント暮らし。(テント暮らしを2週間もしたことがない、と言うか、そもそもテントがない。)
3.沖縄の山中にあるものだけで小屋を作る。
そして、1.は昨日のブログに書きましたのでヨロシク!
では2.の途中から!
2.9月末の夏の終わりとはいえ、沖縄の山中で2週間のテント暮らしの件
昨日の価値観が大きく変わったポイントは、超虫嫌いの私がいろんなみたこともないような虫たちが、蒸し暑い沖縄の山中にウジャウジャいる中で、2週間もテント暮らししたよー!ってことなのです…
が!
もう一つテント暮らしで変わったポイントがありました。
それは、『ずっと傾斜地で寝ていた』のです。
開拓した直後、確かにテント貼れて眠れる【場所】はできた!
駄菓子!現実はそう甘くはなく…
素人が切ったのであちこちに土から飛び出るように切った木の切り株があって、薄いテントの床のあちこちに点在していた。
おかげで、寝返り打つたびに、腰や背中にゴリゴリ当たって…
眠れない。
なだらかとはいえ、林の斜面を開拓したので地面は角度がついていて、高い方を頭にして眠ればいいじゃん!
うん!これでいい!
と思いきや…
眠れない。
だってあまりの傾斜に下に引いているシートごと下にずり落ちてしまい、寝ている間に勝手に体育座りの体勢になってしまってた。
言えること。
自然と共存するには体力が要る!
しかも雨が夕方あたりに毎日雨が降る。
だから毎日のように虹をみた。
美しい!
素晴らしい!
さすが大自然!
しかし、こんな虹をみた夜はまず眠れない。
だって…
テントの中がサウナ状態になるから!
雨が入らないようにテントを閉じたら、どこから空氣が入る?
ね?教えて?
蒸し蒸し蒸し風呂。
体育座りに背中ゴリゴリ。
はい。眠れませんでしたよ。
暑い最中に作業したらもう死んでしまう〜!
という悲鳴をあげる前に…
主催者からの提案!
「午後は雨が降りやすいし、暑いし、作業したくないでしょ?
じゃ、作業は朝だけにして…」
「うん、うん?」
「海行こ!」
「う?み?」
「そ、海!海行って身体冷やそ!」
てことでほとんど毎日午後は海。
海…
海。
海。
ドキドキプール。
そう。
自然と共存することとは、自分(人間)の思い通りにならないこと。
自分が自然に寄り添うことでしかうまくことは運ばないということを学びました。
なんでも自分の頭で考えでやりたい放題やれてきたけれど、自然と共に生きる場合は、それはとても難しい。
雨が降れば作業はできない。
暑すぎても作業はできない。
傾斜地ではなかなか眠れない。
蒸し暑すぎたら眠れない。
じゃ、雨が降れば作業は休み、暑すぎても作業は休み、眠れないなら涼みに行く。
休みになにする?
準備できることはするけれど、作業ができない日は…
遊ぶ!
遊ぶ!
遊ぶ。
遊ぶ。
遊ぶ。
そんな単純なことだけど、都会にいると忘れて…いや、知らずに生きていた。
暑いならクーラーをつけ、雨が降るなら作業は朝夜関係なく照明つけて突貫工事。
なぜずっと働き続けなきゃならない?
土日以外に遊んじゃダメ?
暑くて動けないないのに何故働く?
急に仕事なくなったら何ができる?
私たちはいつから【働くことが中心】になった?
私は愛する猫を見送るときにも陥っていた、『働くことが素晴らしい病』の後遺症が残っていたことに氣がついた。
命と同じだけ大切なものは【自分がどう生きたか】だ。
生き方そのものが命だと思っている。
なのに、働くことが『当たり前』、働かなければ『おかしい』、ここの自分に深く刺さっていた固定観念が、がさりと抜けた。
遊んでいい。
自由でいい。
仕事に縛られなくていい。
『あなたの業種はなんですか?」と聞かれたら、私は
「自由業です。」と答えていた。
でも、そう言うたびにいつもどこかで、頭の右奥の奥に小さな魚の骨が刺さっているような感覚が残っていた。
そう働かないということへの罪悪感がそこに残っていたんです!
でもこの時を境に、
遊んでも
仕事しても
休んでも
私の価値は私が決めるものなんだ!
とほんとうに観念書き換えが起きたのです!
私と同じことを体感していた伴侶が言った言葉。
『おれは無職自由人やなく、夢職自遊人だ!』
いい。
うん。ほんとそーーーーー!
2人はこの日から夢をやること(職)にして、自遊業として生きることに決めたんだよね!
すると、今までの自分が持っていたこだわりがドンドンと洗い流されて行ったの。
大自然の中で毎日過ごして聞こえてくるのは、
鳥の声、
木々のせせらぎ、
風の音、
ドキドキもぐらが走る音や、
海のさざなみの音、
隣のテントから聞こえもれる笑い声。
どこからか漂う花の香り。
切った木の樹液の匂い。
雨と土の匂い。
車の騒音や、機械音、テレビの音などどこにもない。
柔軟剤の匂いや、きつい香水の匂いもない。
毎日口にするもので、我々の身体は出来上がるのは知っているでしょ?
でも、毎日、目にするものや、聞くもの、嗅ぐ匂いで思考パターンや、身体に影響を与えてることって知らない人が多い。
何を毎日目にして、耳にして、口にして、匂いを嗅ぎ、触れているかで、人の人生の根本が大きくかわる!
私…風水を学んだのに、そこを抜け落としてた。
生きていくための風水。
これが私の目指す生き方だったのに。
この想いをある方に伝えたら、それをビジュアル化してくれ、雑誌で取材までしてもらったこともあったのに。
(2009年にある雑誌で特集を組んでもらった時のページ)
自然とともに生きる面白さ。
自分の思うとおりにならない面白さ。
だからこそ、遊べる。
屋根と「フラットな」床があって、風さえうまく通れば寝る場所はできる。
寝る場所さえあれば、あとはどう食べるかを考えたらいいだけ。
今の時代、飢えることのほうがほんとは難しい。
戦時中とは違う。
だからこそ、どう生きるかにフォーカスしやすい素晴らしい時代なんだ!
思考回路をちょっと変えただけで、今の時代ってなんて快適で、素晴らしいものだらけなんだ!
そこに氣がついた。
というのが、
どう生きるか
にフォーカスを当てやすくなれる。
以上が、9月末の夏の終わりとはいえ、沖縄の山中で2週間のテント暮らしの件に感じたことでした〜!
3.沖縄の山中だけであるもので小屋を作るの巻は次回で!(引っ張る?だって長いんだもーん)
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