オウム真理教事件の原因は低水準教育

あらゆるテロ事件同様、一連のオウム真理教事件もその根本原因は低水準教育だ。だが多くの人は未だにその理解に至っていない。

低水準教育は体罰容認で知識偏重。故に「死ねば解決」「自分は特別」「怒りの原因は他者」と錯誤する共感力の低い愚者を育成する。低水準教育を受けた者ほど自己客観視能力は低くなり「自分は高水準教育を受けた」「己の知見こそ全で真」等と無自覚に思い込む。高水準教育≠高学歴。低水準教育下では幾ら高学歴・高IQでも情報分析力・批判的思考力・柔軟性・先見力・適応力は育たない。

記事にある「自分のアタマで考えよう」「違和感を大切にしよう」「友達・知人に相談しよう」等は、恐らくその文句を何度繰り返したところで、元々の知識や素養や批判的思考力・問題解決力がない者に対してはあまり効果がない。
スローガンを唱えるよりも、義務教育で体系的・網羅的に哲学・心理学を教えるべきだ。それを怠ったから、想像力・自制心・倫理観・論理的思考力・メディアリテラシー・問題解決力が低くなり、科学的根拠の乏しい言説やデマを鵜呑みにする子供たちが量産されたのだから。

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