保守思想家の性概念が未熟なワケ

遅きに失した取り組み。今までこうした教育が為されなかったことが、今日の性差別問題に繋がっている。当然、同様の教育は既に刑務所内でも行われていることだろうが、さて。


旧統一教会の教義からも分かる通り、温故知新を是とする保守思想と「性概念の未熟さ」は相関が高い。これは世界的傾向で、イスラム圏では特にその傾向が強い。
彼らは自分たちの性概念が低いとは認識しておらず、この事が問題の深刻さに拍車を掛けている。

こうなる原因はひとえに、彼らが受けた低水準教育にある。性教育のみならず情報教育も低水準なので、これだけ社会の情報化が進んでも最新の知見に自ら触れようとする気概や向上心も乏しい。何しろ、触れようとしてもそれまでに身に付けた「男女はかくあるべし」という古い貞操観念や先入観が邪魔して、嫌悪が先立つからだ。

恐らくは「保守思想に感化されてから性概念が低くなる」のではなく、「元々性的に閉鎖的な価値観を刷り込まれているので、そんな自分を肯定してくれる保守思想に傾倒する」のだろう。

つまり、彼らの思想の未熟さの元凶は家庭教育にある。
教育は常に未完で、現時点で最高水準の北欧でも未だ犯罪者を輩出するが、いずれにせよ低水準な公教育では私教育の欠陥を補完できない。一日も早く義務教育での高度教育の施行を実現すべき時だろう。


性概念や人権概念が未熟な者ほど他者の性的多様性や人権を軽視。無教養者に必要なのは非難処罰ではなく治療教育カウンセリング。
義務教育で哲学や心理学を教えないから先見力協調性適応力自制心倫理観EQ論理力メディアリテラシー問題解決力等が低くなる。
低水準教育の犠牲者に必要なのは憎しみ(情報遮断・処罰・排除・放置)ではなく愛(情報共有・高水準教育・精神治療・救済)。

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