ニッポン放送サイトの偽善臭

辛坊治郎が本音を吐露「世論誘導の片棒を担がされているんじゃないのか」

フジサンケイGの一角、ニッポン放送。偶々そのサイトに行ってみたら、綺麗事が全面に押し出されていて辟易した。分かる人には分かると思うが、見出しだけでもその胡散臭さが滲み出ている。この手の世間擦れした観点には縁のないピュアな人が、聴取者・読者に多いのだろう。
体罰・死刑・軍拡に反対する非暴力主義者から見てもピュアなのだから、余程である。あれだけ純粋真っ直ぐで無垢なら、「トンデモ右翼思想や旧統一教会や安倍政権の偽善性・非論理性」を見抜けないのも無理はない。
そんな彼らに非暴力を説くと、大概「加害者擁護だ、理想論だ、偽善だ」と宣うのだ。それが「被害者擁護に傾倒する彼ら自身の投影」であるという自覚も無しに。

さて、そんなサイトで目についたこの記事。辛坊氏の主張が相変わらず幼稚だったので抜粋。

＞電力消費を抑えるもっともいい方法が、実は値上げだったという非常に皮肉な話

どこがどう皮肉なのかイマイチ不明。料金が上がれば消費が抑えられるのは自明の理である。

＞世界中が、ウクライナが欲しいと思っているのは武器なのに、日本はしゃもじかよ！という話になる

「殺傷武器を提供しない日本」を寧ろ誇りに思えないのは、暴力主義に対する批判的思考力が乏しい潜在的テロリストである証拠。同時に多数論証に対する批判的思考力も乏しいので、「世界中が」と主語が大きくなる。

＞まったくそういうもの（武器）を輸出できない、提供できない国でいいのか

当然、良い。今後はそれが当たり前になる。
問題解決力を高める教育を受けていないと、このように浅慮な大人になる。

＞もしかすると我々は、知らず知らずのうちに世論誘導の片棒を担がされているんじゃないのか？

懐疑的なのは結構だが、電気料金やしゃもじ絡みの陰謀論めいた話よりも、「トンデモ右翼思想の片棒を担がされて来たこれまでの自分自身」を客観的に省みては如何だろう。

インフルエンサーが成長すれば、インフルエンシーもまた成長する。
より早い日本の民度向上のために、彼には是非一度、感情自己責任論を精読して貰いたいものだが・・・余りに情報ギャップが激しいと拒絶反応を起こすだろうし、さてどう紹介したものやら🤔