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1000人以上面談した新卒エージェントが受かる【ガクチカ】を完全解説

どうも、Compass運営の黒澤です

僕は人が目的に向かって走れる環境作りをしようと思い
2年前に新卒支援事業を立ち上げました。
これまで1000人以上の学生と面談をして約40-50社の
ベンチャー人事さんとお付き合いをしてきました。

仕事柄たくさんのESを見てきてたのですが
まあガクチカが一辺倒でバタバタと落ちていきます。(本当に)

・ガクチカをいまだに結果の大きさゲームだと思ってる人
・バイトのガクチカは全部落ちると思ってる人

・ガクチカに何を書けばいいかわからない人

がまだまだ多いです。

就活の中であなたの過去体験は非常に重要なものです。

【ガクチカ】はもっと大切に、的確に発信されるべきだと思い
このnoteを書こうと思いました。

もちろん個人の一意見ですので参考程度に読んでください。

この記事で【ガクチカ】を理解し、
いろんな小手先テクニックの情報に惑わされないようにしてください。



なぜ【ガクチカ】を聞かれるのか


そもそもなぜ人事は【ガクチカ】を聞くのでしょうか?

それはずばりそのエピソードの再現性を見たいからです。

なんの再現性かというと、そのエピソード内での過程(行動や思考)が入社後も発揮できるか?という再現性です。

【ガクチカ】は何かすごいことをしていないといけない!と思っている就活生の方もいるかと思います。もちろん、大きな成果(全国レベルの経験等)があることに越したことはありませんが、あくまでも見ているのはその結果に至るまでの過程の部分です。

例えば"野球で全国大会に出場した"というエピソードでも、

・とりあえずきつい練習をこなしていたという人
・なんのためにその練習をしていたか,より良い練習にするには何をしていたかなどを理解し行動に移していた人


では後者の人の方が評価が高くなる場合があります。

人事が見ている再現性


つまり過程を聞いて上記の画像の赤枠のところを見ているということです。

企業によってこの赤枠の中で重要視していることは違います。
しかし大体の企業が


・地頭
・思考力
・素直さ
・ストレス耐性
・コミュニケーション能力


の上記5つを見ています。

これは私がミドル-メガベンチャー企業50社分の採用基準を伺った上での考えではありますが、どんなにその企業のオリジナルの言葉で採用基準を作っていてもこの5つのパラメータで大体の基準は解釈できます。

例えば

営業会社の場合
一定の地頭は担保しつつも、素直さ,コミュニケーション能力,ストレス耐性の比重が大きくなります。
体育会系と営業は相性がいいと聞きますよね?
(この単純なロジック好きではないのですが...)
採用したい学生を一定、過去体験でスクリーニングしてしまうこともできるわけです。

IT事業会社の場合
特に幹部候補などで採用される人は、もちろん総合的に高いレベルが求められますが、地頭,思考力(ロジカルシンキングや思考の体力)の比重が大きいです。
そのためわかりやすくそれぞれの要素(地頭や素直さ)が活きたエピソードだと人事側は評価がしやすいです。

少し話がそれましたが
つまり人事は目標までの【過程】を見ているのです。


【ガクチカ】のエピソードの選定

【ガクチカ】を聞かれる理由を把握したところで、
次は【ガクチカ】のエピソード選定をしていきましょう。

【ガクチカ】は過程が大事ということがわかったと思います。
これは質問者の意図なので無視してはいけません。

また、エピソードを選定するときは先ほどの5つの項目(地頭,思考力等)は意識しなくて良いです。

単純に
今までで一番頑張ったことは?
夢中で取り組んでいたことは?

と聞かれて思い浮かぶものを選びましょう。

わかりやすくそれがあなたの【ガクチカ】です。

よく、
・私にはバイト経験しかなくて...
・頑張ったこと...?ない!!!
という方がいますが、別にアルバイトやゼミでも問題ありません。

全国大会出場経験や長期インターン,実務経験が良いわけではありません。

他人と比較せず自分のなかでの1番は何か?
これを考えて【ガクチカ】のエピソード選定をしましょう。

このエピソード選定での注意点は
高く評価されるのはなんだろう?
と考えないことです。

もちろん就活の場では就活生は評価されます。
ただ評価する側にいちいち合わせて入られませんし、
自分を見失わない意味でもそれは避けるべきだと思います。

まっすぐ自分を伝えた上で"いいね"と言ってくれる企業を探しましょう。


【ガクチカ】の構成

だんだん【ガクチカ】で大事なことがわかってきたでしょうか?
質問者の意図を把握しておくことでESの書き方,面接での話し方が全然違ってきます。この段落ではエピソードのどの部分を注力して伝えれば良いのかを図にしたのでご覧ください

ガクチカ 構成比率


この

「結論→目標→課題→行動→結果」

というフレームはエピソードによって若干変わると思うので参考程度に覚えておいてください。

各項目(?)で何割と書いてありますが、一番大事なのは「行動」の割合が一番大きくなっているからです。

この記事ここまで読んだあなたはなぜ「行動」の割合が一番大きいかがもうわかっていますよね。

書くときも話すときもこの割合を意識して見てください。
さらにアドバイスをすると自分の気持ちと行動をバランスよく伝えることです。

よくESを添削していているのが、自分の気持ちが先行していて"ポエム"っぽくなってしまっている人です。

自分の気持ちが前に出ることは悪くないのですが、
人事が知りたいことってなんでしたっけ?

そうです"過程"ですよね。

なので「で、結局何したの?」と聞きたくなるわけです。

逆に数字や結果ばかりが並んで、人間性があまりにもわからない文章でも人事は困ります。たかが文章ですがそこからどんな人なんだろう?というのをある程度予測していますから。

じゃあどう書けばいいんだ!!

ってことですがおすすめは

気持ち3:行動7

くらいで伝えていくことです。

自分の気持ちは口頭の方が伝わりますからね
ESの時点では少し冷めていても大丈夫です。


実際の添削事例

ここでは実際に添削をしたものをお見せします
お話しした内容を軸に添削をしているので、なぜこういう添削になっているかもわかるかと思います。

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まとめ


【ガクチカ】に関して質問者側の意図も汲み取って説明してきました。
結果自慢大会でないことはわかっていただけたでしょうか?

この記事の話はESだけでなく就活全体に通ずる話です

相手は【過程】を聞いているんだ。
という1つのポイントさえ抑えれば良い【ガクチカ】が書けると思います。

良いESが書ければ良い就活ができる

これは僕が気に入ってずっと言っている言葉なので覚えてもらったら嬉しいです(すごい個人的...)

21卒終盤,22卒序盤ですが納得感が持てる結果になるよう
頑張っていきましょう

僕もできる限り並走します。


最後に


この記事を参考に【ガクチカ】を書いてみた!
という方はぜひ見せてください!あなたのESを添削します!

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最後まで記事を読んでいただきありがとうございます!

定期的に就活に関するなるべく本質に近い情報をお伝えしています。

それではまた!