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フレンチも食べたいしラーメンも食べたい〜ファッション考察〜

フレンチも食べたいけどたまにはラーメンも食べたいと聞けば、浮気のハナシのようだけど、ファッションのハナシ。

世の中ミニマリスト、断捨離、1年着ない服は捨てなさい、私服の制服化など、生活全般からファッションまで

いかに少ない数で暮らす方が豊かで楽で経済的か

という方向にすすんでいて、沢山所有していること、使わないのに持っていることが、ほとんど罪のように悪いことなのかもしれないと強迫観念に駆られたりする。
誰もそんなつもりで言ってるのではないのは百も承知だが、そういう本がベストセラーになるので、みんなそういう生活に憧れたり共感してるんだなと思っている。

私は黒と紺が好きでそれを軸に服を着ているが、たまには全然テイストの違うワンピースなんかも着たいし、スポーティーなスタイルもしたい。だって服を変えると変身するみたいに気持ちも気分も変わるから。

毎日同じ服でも満足出来るというのは、好きだから毎日カレー食べてても飽きないし、味とかトッピング変えたらいいやん、と同じような気がする。

食べ物の好みも本当に人それぞれで、お腹を満たせれば良い!とコンビニやインスタントで簡単に済ませる人もいれば、食べたモノは体を作る!と材料までこだわって自分で作る人もいる。

服もそれと同じなのかもしれない。
服さえ着ていればまず第一段階の目的は達成しているわけで(食べ物に例えるとお腹を満たすということ)、後はその人のコダワリであると言えるのではないだろうか。

毎日同じ服を着ている人や制服化を否定しているわけじゃない。それも一種のコダワリだと思う。毎日これを着たら正解!○!みたいな解答がないのがファッションの面白さで、同じ人は一人としておらず、ライフスタイルや持っている服や似合う服もみんな違う。

私は非常に欲張りなので、色んなものを食べるように服も気分で選びたい。
そうすると、今年は着る気分じゃないから着ない、という服も出る。でもまた「着る気分」になった時に着るので置いておく。
それと捨てられない服、というジャンルもある。よく、着てない服は捨てても1年後には思い出さない、と言うが、私の場合全然当てはまらない。
捨てて後悔した服もある。時々想い出すのだ。昔の別れた恋人のように(いないけど!)。でも所有していると思い出すこともあまりない代わりに、忘れていることもある。そんなもんである。

好きな服を買ってるつもりが、何を着ていいのかわからない、沢山ありすぎて選べない、という人は、手持ちの服からまず1シーズン20枚選ぶといいと思う。20枚あれば、わりと無限大なコーディネイトが出来るはず。その中に何を入れようと考えるのもまた悩ましく楽しい。私たち大人も子どものように楽しい妄想をしよう。楽しい明日のために!




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