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久しぶりの遠出に行きたかった場所

私には一つの県に二泊して全国を制覇したいという願望があり、記念すべき最初の県は島根県で、松江と出雲に一泊ずつしました。

しかし、このたびの行動制限で、2018年の10月に高千穂がある宮崎県へ旅行して以来、旅行とは縁のない日々。

遠出はというと、昨年の10月に古巣の名古屋へ日帰りしただけで、マスク生活による自粛を続けてきましたが、最近ふっと遠出をしたくなりました。

どうも私は秋にどこかへ行きたくなるようで、記念すべき島根県も、神無月に神在月となる出雲へ行ってみたいという念願叶っての10月旅行でした。

もちろん、休みがとりやすい夏や年末年始も、私にとっての旅行シーズンではありますが、ふっと遠くへ行きたくなるのはどうも秋が多いようです。


遠出の行き先は、福井県越前市にある岡太おかもと大瀧おおたき神社です。

二つの神社の名が併記された鳥居の手前両側には、すーっと上まで伸びた二本の木がそびえ立ち、思わずてっぺんを見上げ、その高さに感服。

この日は薄い雲の合間から日が差すといった天気でしたが、秋の季語である「天高く」を神聖な気持ちとともに体感することができました。

こちらが、ここ数年来ずっと、間近で目にしたかった本堂です。

正面


側面

屋根の形と精巧な彫刻は、まさに「圧巻」の一言です。

日本で唯一、紙の神様をまつる神社として紹介されているのをテレビで見た時の衝撃に突き動かされ、ついにお目にかかることができました。


「いつか行ってみたい」ではなく「行きたいなら今」な遠出でした。

高速道路の風景は、行きも帰りも、遠出の気分を盛り上げてくれます。
ペーパードライバーな私の指定席はいつも助手席。

夕暮れから夜へと移る時間帯。高速道路を行き交う車のランプと空の色が非日常的に見えるのがいいな。遠出の〆の余韻みたいで。

武生インター近くの越前の里で食べたお昼ご飯も美味しかったです。
ソースかつ丼がメインの「福井セット」と焼きサバ寿司と天ぷらがメインの「越前セット」。どちらも越前蕎麦がついていて、福井セットは温かい蕎麦、越前セットは冷たい蕎麦を注文しました。

その土地の名物をいただくという贅沢な楽しみ。
これもまた遠出の醍醐味。


すぐに来れる距離ではないから、気になったものを全て写真に残そうとしてしまうのも致し方なく、そんな中から、いつかは俳句を!と思っている自分が心ひかれた光景がこちらです。

黄緑色の苗木

理由あって近くに寄って撮れなかったのですが、画面左の手水舎てみずやの右方向に写っている黄緑色の細い苗木(横の棒は添え木)。

日の光を浴びて、境内の深い緑の中で、そこだけ若い黄緑色が初々しく感じました。

季語も何も意識しないで詠むならば、いにしえの木々に映えるや薄緑

うーん。やっぱり俳句は難しいです。
ですが、これは私の俳句初挑戦。

時間をかけて徐々に精進していきたいです。


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