野球を見た日
休みの日に、高校生がやっている野球の大会を見に行った。芝生の上で、ポカリスエットとお菓子とおにぎりを持って座って観た。
暑い日差しの下で、若い人が動き回っている。私は座って眺めている。野球のルールはよくわからないが、とにかくボールをバットで打つことが重要である。
明日は仕事があるが、今日は休みである。その一日を野球場に行って過ごすという選択をした。
この若い人たちの生活を想像してみた。練習から帰って家でやきそばを食べたり、部屋でスマホを見たりして、将来のことについて少し悩んだりもしているが、今は主に野球をやっている、そういう若い人たちなのだろうか。
一軒家かマンションかアパートに住んでいて、小さいころから野球を始めて、自発的なのか誰かに言われて始めたのかわからないが、それを今日まで続けていて、今、この試合に出ている。そういう人たちなのだろうか。
その人たちと私はどのような関係があるのか。別の生活を生きる無数の人たちがいて、各々が各々の問題を抱えていて、今日はとにかく暑い日。家に帰ったら、明日までによくわからない書類を用意しなければいけないが、今日はとりあえず野球を観る。
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