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書いて、出会って、広がって。

このnoteは「書くとともに生きる」ひとたちのためのコミュニティ『sentence』 のアドベントカレンダー2日目です。

2020年はじめに、こんなnoteを書いた。

日付は2月。思い返すと、私にとって「書く」にまつわる大切な出来事があった月だ。シンガポール首相の演説に感激して翻訳したら、Facebookで友人にたくさん反応をもらった。

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大学で教鞭をとっている友人に「大学の生徒たちにも読ませたい」というコメントをもらった。誰でも読めるようにとnoteにも掲載したら、見知らぬ人からもたくさんの反応をもらった。

自分がよいと思ったものを紹介して、他の誰かにも価値を感じてもらう。私が大好きなことを実践できて、嬉しかった。よいものは誰かに届くのだ……と、言葉の力を感じた。

私は、ひねくれもので、海外かぶれだ。「日本語を読み書きできる人なんて、せいぜい1億人しかいない」と思っている。でも「せいぜい1億人」のうち、ほんの0.001%程度のひとが反応してくれるだけでも、こんなに嬉しいのだと実感する、貴重な体験だった。

2月末、「書く」を意識して学び続けたくて、『sentece』に入会した。読書会で本の感想を話し合ったり、書いた文章についてフィードバックしたりされたり、取材インタビュー分科会で取材記事の書き方を学んだりした。

言葉を大切にする人たちと交流するのは、なくしていた感覚を取り戻すような、自分にない何かを拡張するような感じで、日々の彩りが増した。

3月、noteでもパラグライダーについて「書く」ようになった。

そのおかげかもしれない、オンラインでもパラグライダーやってる人々と緩いつながりを持つようになった。偶然近所にあったエリアに遊びに行ったり、自分のエリアに遊びに来てもらったりした。

せわしない日々の隙間に、友人知人が自分の文章を読んでくれたり、そこから生まれる縁があったり。一銭にもならないけど、むしろお金は使いまくりだけど笑、文句なしに楽しい。まさに、思い出はプライスレス。

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10月、パラ仲間に協力してもらい、インタビュー記事を書いた。

自分じゃない誰かの言葉を咀嚼するのは、おもしろい。でも自分じゃない誰かの言葉を書き留めるのは、むつかしい。あのまとめ方でよかったのだろうかと振り返るたび自分の力不足を感じつつ、次は誰の話を聞きに行こうかと、無意識のうちに考えている。

私は「書く」を通して、誰かとコミュニケーションを深めたいのだろう……と、このnoteを書きつつ、気がついた。その糸口として、2020年、自分が縁のあるシンガポールやパラグライダーを取り上げた。よい切り口だったと思う。たぶんこれからも続けるだろう。少しずつ、変化するとは思うけど。

書いて、出会って、広がって。

ひとりもがくときもあれば、うまくピースがはまることもある。
思わぬ出会いが生まれるときもある。よい思い出もたくさんできた。

出会いがあれば、別れもある。さよならも含めて「出会い」だし、
新しい出会いを迎えるためには、余白も大切だろう。

書いても書いても、すべてを書き留めることはできない。
書けば書くほど、余白が明らかになる。むつかしい。でも、それが楽しい。

思い出とともに余白も大切にしつつ、書き続けていこう。
そうすれば、きっとこれからもまた、素敵な出会いが生まれるはず。

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sentenceアドベントカレンダー


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