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日記(2021年10月26日)

秋の夜長とはよく言ったものだ。外を見て、「ああ、今20時くらいかな…?」と思い時計を見ると、なんとびっくり18時。宵闇を目にした脳は素直に眠気を運んできているというのに、現実時間が追い付いていない。小学生よりも早い時間に眠ることになるのではないか…?

さて、諸兄は朝ごはんをきちんと食べているだろうか?いや、別に親心が芽生えた訳ではなく、単なる興味だ。私は、学生の頃はしっかり3食(+α)食べていたのだが、今やすっかり一日1-2食。朝はほぼ食べなくなってしまった。理由は、主人が食べないからだ。曰く、「朝、胃の中にもの入れると気分が悪くなる」らしい。一人分だけ作るのもばからしいので、すぐ食べられるもの(パンや冷凍ご飯)が無い場合、朝食を抜くという行為を続けていたら、なんとなく習慣になってしまった。江戸時代かな?

しかし、昨日ふと朝食と言う概念を思い出し、久しぶりに朝食を食べようと思い立った。こうやって思い立ったからには、少し凝ったものを作りたい…と言うことで、パンを手作りすることにした。

「いきなり心得もないのに手作りパンは小麦粉の塊を生み出してしまうだけなのでは…?」と思われるかもしれないが、安心してほしい。こう見えて私は時折手作りパンを作っている。午前中に仕込んで、お昼に食べるといった感じだ。故になんとなくではあるが、生地の感覚や発酵具合の把握はできる…(と思っている。素人感覚ではある)

このように一応の経験はある…ため、ただ単にパンを作るだけではつまらない。そこで、パン生地を低温下で一晩置いて一次発酵させる「オーバーナイト発酵」にチャレンジしようと思い、手はずを調べた。

今回作ったのはロールパンだ。真似したいと思う諸兄がどれくらいいるかもわからないが、ひとまずのレシピを記載しておく。手順の1~5は食べる日の前日に行っておこう。


【材料】
強力粉:160g
薄力粉:40g
ドライイースト:2g
砂糖(私はキビ砂糖を使った。おそらく上白糖でもOK。その場合は13gくらいにするといいんじゃないかな):17g
塩:3g
溶き卵:20g(余った分は焼き上げる際に生地に塗布するためとっておくこと)
お湯(40℃前後):70ml
牛乳(なるべく室温):50ml
*お湯と牛乳は混ぜて、大体人肌~発熱している人の人肌くらいの温度にしておく
バター(マーガリン):25g


【手順】
1.粉類を全部ボウルにぶち込む。このとき砂糖とドライイーストは重ねて良いが、塩だけは離しておくように。

2.1.に溶き卵とバターとお湯牛乳をぶち込み、嫌な人間の顔を思い浮かべながら親の仇が如く生地をこねる。力を入れてたたきつけても良し、引きちぎってもよし。とにかくダメージを与えよう。手にくっつくようなら強力粉(薄力粉でもOK)を適宜生地の表面にまとわせながらこねる。あんまり一度に入れすぎないように…一回に追加する粉量は大体小さじ1-2程度にしておこう。

3.生地がひとまとまりになり、あまり手にくっつかなくなったら、一回グルテンの加減を確認する。生地を引っ張った時に、すぐにぶちっとちぎれるようならこね不足。もっと親の仇と思ってこねよう。みょーんと伸びたらOK。よくわからなかったら、生地を指で広げた時に、薄い膜のような状態まで伸ばすことができるかどうかで判断して…

4.一次発酵。生地を丸めて、閉じ口を下側にしてボウルに入れる。ラップをかけ、40-45度くらいで(心配なら45度で)50分。生地の体積が1.5-2倍になるのを目安に。

5.冷蔵庫の野菜室にシュウウウウウウウーーーーーーーーッッ!!!!!超!!!!!エキサイティン!!!!!朝までグッバイ!!!!!!(冬等で室温が低く、4.の工程を電子レンジ等行った場合は、周りの野菜たちに考慮して室温まで戻す作業をするといいんじゃないかな。たいだい15分くらい置いておけば…多分)

6.おはよう(朝4時)(絶望)。きっとこの頃には「パンなんかどうでもいいからマジでもう少しだけ寝ていたい」という気持ちになるけど2度寝は止めておこう。8~12時間以内生地を使わないと過発酵になるよ。スッカスカになるよ。…冷蔵庫から生地を出して、室温になるまで戻そう。めんどくさがり屋は電子レンジの発酵機能で45℃で10-20分くらいあっためよう。

7.生地を軽く押してガス抜き。(過発酵になっちゃった場合は念入りにしておこう)打ち粉(薄力粉強力粉どちらでもOK)を振った台の上にドーン!!!8分割にして丸め、閉じ口を下にしてベンチタイム15分。前段階で電子レンジを使って室温付近まで戻そうとして、やっぱり生地が冷たいままだったことが分かったズボラは、ベンチタイムを電子レンジの発酵機能(やはり45℃)でやろう。

8.オーブンの天板にクッキングシートを敷く。そして生地を成形する。…成形についてはもうこちらの方の動画の方が分かりやすいと思うの。

通信料の関係で見れない?…直径15センチの〇に伸ばす→クレープみたいにくるくる→閉じ口をしっかり指でつまんで閉じる(おそらくこの時点で円錐状の生地になってると思う。なってなかったら力を行使しよう)→厚さ5-8mmになるまで伸ばす→幅広の方からくるくるくる…→閉じ口を下にして、クッキングシートの上に乗せる。生地同士の感覚は空けておくこと(生地一個分程度でよい…と思う…)

9.二次発酵開始。45℃40分。わあ朝日がきれい。ヤマ〇キのバターロールくらいの大きさになるまで発酵させよう。(具体的には体積が1.5-2倍になるまで)多分、この頃には「何故こんな面倒なことを俺はやっているのだ」という気持ちでいっぱいのはず。好奇心って怖い。

10.オーブン予熱開始。180℃15分。生地に使わなかった分の溶き卵を少しの水で薄め、刷毛等で生地の表面に塗布する。(薄める水は…大匙1程度?)

11.余熱が完了したらオーブンにぶち込め。あとは無事に焼きあがることを祈ろう。ここまで終わったら二度寝してヨシ!!

12.成功したらふわふわのパンを食べながら優雅にコーヒーでも飲もう。石みてえな塊ができたら…もっとストレスをためてこね時間を延ばすか、時間に余裕をもって発酵時間を長くとるように心がけよう!次に期待!(ホリミヤ)

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