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※これはギャルゲーではありません【ドキドキ文芸部!】

こんばんは!お疲れ様です、かにかまです。
今回は「ドキドキ文芸部!」というゲームについて紹介していこうと思います。
タイトルにも書いた通り、これはギャルゲーではありません。
まあギャルゲー要素が皆無、とは言えませんが、このゲームは「ホラーゲーム」がメインなのです。
最初に忠告しておきます。このゲーム、マジで怖いです。
僕も実際トラウマになっているくらいなので、半端な覚悟でプレイしないほうがいいと思います。
またこの記事の後半は物語の大半の内容に触れているので、ネタバレが始まるところからは区切り線を入れておきます。苦手な方はそこからプラウザバックをお願いします。

「ドキドキ文芸部!」とは?

一見ただのギャルゲーに見えるが…?

「ドキドキ文芸部!」はTeam_Salvatoが開発したサイコロジカルホラービジュアルノベルのこと。
海外版の名前は「Doki Doki Literature Club!」で略称は主に「ddlc」です。
ダン・サルバトさんという外国人の方がグラフィック以外ほぼすべての内容を製作していますが翻訳などにはほとんど違和感がないのがうれしいです。
「ドキドキ文芸部プラス!」のほうはswitchなどの家庭用ゲーム機でもプレイすることができます。
このゲームはいわゆる「周回ゲー」。ゲームを繰り返しプレイすることでゲームの真相にたどり着くことができるものとなっています。
ストーリーはというと、男子高校生である主人公が、幼馴染の女友達に誘われて学校の文芸部に入部し、個性的な4人の美少女である部員達と仲良く日常を過ごし、コミュニケーションや交流を楽しむという展開です。
ここまで聞けば普通のギャルゲー。
しかしこのゲームは「サイコロジカルホラービジュアルノベル」。
サイコもロジカルもホラーも無いはずが無いじゃないですか。

登場人物

ここでいったん登場人物の紹介といきましょう。

サヨリ

サヨリは主人公の幼馴染で主人公を文芸部に誘った文芸部の副部長。
恋愛ゲームでのいわゆる「王道ポジ」ですね。
天真爛漫で明るい性格をしており華やかな笑顔が素敵な女の子です。
主人公が部員のみんなと仲良くなっている様子を見るのが何よりもうれしいという、優しい心の持ち主。
サヨリを見ているとこっちまでニコニコしてきます。

ナツキ

ナツキは文芸部最年少で一番小柄な部員。
恋愛ゲームでいう「ツンデレポジ」ですね。ちなみに僕の推しです。
先輩だろうが関係なく強い口調で当たりますが、実は根は素直でみんなと仲良くしないと思っているかわいい子。
しかも可愛いもの好きで、よく部内でカップケーキをふるまってくれるんですよ!最高ですね!

ユリ

ユリは部内でもっとも背が高い部員。
小説を愛す穏やかでおおらかな美しい女の子です。
ナツキと正反対の性格。
ナツキとの関係は衝突は多いが仲はいいという風な感じです。
恋愛ゲームでいういわゆる「穏やかおおらか系ポジ」です。

モニカ

モニカは文芸部の部長を務める主人公の同級生。
才色兼備でスタイルも顔もいいので学校のマドンナ。
自分を主張しない謙虚で朗らかなおっとりした性格なので誰からも好かれています。
恋愛ゲームではいわゆる「お姉さん系ポジ」ですかね?
switch版のパッケージにも乗っており今作の顔ともいえる存在です。

このゲームの怖いところ

このゲームの怖いところは一部の演出を除き、大体のホラー演出がランダムで出てくるところ。
つまりはホラー演出がどこで来るか知っていても来るか来ないかはランダム、ということです。
びっくり演出やドッキリ演出が多く出てくる、またその一つ一つが非常に恐ろしいため心臓に悪いしトラウマになる可能性が非常に高いです。
このゲームのホラー演出はいわゆる「ジャンプスケア」といわれる分類です。苦手な人はめっちゃ苦手だと思います。

怖いけど面白い!

このゲーム前述の通りめっちゃ怖いです。
しかし周回するごとに謎が解ける爽快感とブルブルするような恐怖感のバランスがちょうどよく、めちゃくちゃ面白いゲームだと思います。
パソコンでは無料でプレイできるので、ぜひ遊んでみてください。

ゲーム本体↓

日本語化するパッチ↓

記事はまだ続きますが、この後は

超重大

なネタバレを含みます。
苦手な方はプラウザバックを!!











ここから先ネタバレ注意!!











1周目

一周目は主人公がサヨリに文芸部に誘われるところから始まります。
文芸部の主な活動は詩を作ることなので、自分の作った詩をサヨリ、ユリ、ナツキの3人の誰に見せるか選択することができます。
誰を攻略するかを決めることができるのです。
モニカは攻略対象にはなりません。
最初に言った通り、ギャルゲー要素皆無ではありませんのでこういう風に普通の意味で「ドキドキ」することができます。
しかし、物語の後半からサヨリが早退しがちになり、サヨリに異変が。
学園祭当日にサヨリが休むと聞いた主人公はサヨリの家に訪問。
そして最悪の結末になってしまいます。
ここでは初めてのしかも刺激の強いホラー演出にびっくりする方も多いでしょう。後味がものすごく悪いです。

2周目

2週目は1周目と打って変わってホラー演出が盛りだくさんになります。
ホラー演出が一番多いのは多分このターンです。
しかもサヨリがいない状態でのスタートになるので1周目からの違和感がものすごいです。
いつホラー演出が出てくるのか分からないドキドキ感がたまりません。
そして2周目もまた犠牲者が。
それは実はヤンデレ気質だったユリです。
好きすぎておかしくなりそう、主人公に打ち明けると笑いながら自身の身体をナイフでグサグサさし始め、最終的にはばたっと倒れ、主人公はだんだんとユリ、いや、ユリの死体が生きる力を失っていくのを淡々と眺めることになります。
そしてナツキがやってきて我慢できず嘔吐をしてしまいます。
しかしモニカは少し驚いた表情を見せるだけ。あとはにこっと微笑みます。
どういうことなのでしょうか..。

3周目

主人公の目の前にはなぜかモニカが。
なんと、モニカは唯一の自我を持っているキャラクターだったのです。
つまり自分がゲームの世界のキャラクターだとわかっているのです。
その能力は部長だけの権限だともいいます。
そして衝撃の事実が。
モニカの恋愛対象は「主人公」ではなく「主人公」を操作している「プレイヤー」。つまり僕たち。
モニカはプレイヤーの気を引かせるため、ゲームのファイルを自身の手で変更し、ほかの部員の持つ「負」の部分を全面的に押し出し、自分を上げようとしたのです。
3周目の世界はモニカと2人きりのデートの世界。
モニカ推しの人にとってはいいかもしれませんね。
モニカは主人公を飽きさせないため、豊富な知識を使って会話を続けてきます。しかもところどころにホラー演出あり。
しかし所詮彼女もゲームキャラクター。無限だと思われた会話の種類もいつかはなくなり、ループします。
いつしかプレイヤーはこの世界を脱出するにはどうしたらいいのか、考えるようになります。
そしてモニカの会話の中にあったヒント、「私のファイルを消さないで。」
ということはモニカのファイルを消してしまえばいいのです。
モニカのファイルを削除すると、モニカは最初は怒り狂うものの、最終的には自身を消滅させることで元の文芸部に戻すことになります。
モニカがパララララと消滅していったところでゲームは終了。
これで3周目は終わりです。

4周目

4周目は1周目の最初のようにサヨリが主人公を文芸部に誘うところからスタート。
モニカがいなくなってサヨリが部長になっています。
さて、悪者もいなくなってここから楽しい楽しい文芸部生活のスタートだ!

とはいくはずもありませんね。

先ほど言った通り、自我を持てる能力は部長だけの権限。
裏を返せば部長になれば自我を持てる、ということです。
そして自我を持ったサヨリは3周目のモニカと同様、主人公と自分の二人きりの空間に主人公を連れ込みます。
ピンチとなった主人公を助けたのはなんとモニカ。
モニカがゲームの世界自体を消しサヨリはそれとともにどこかに消え去っていきました。

ここで本当におしまい。再ダウンロードをしないとゲームはプレイできないようになっています。



どうでしたでしょうか。面白そうだと思ってくれたら幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。see you next time!




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