見出し画像

同じ外科医による複数の手術中死亡。県が再検討を要請

肝臓がんの手術を受けた二人の患者さんが、大量出血で手術中に死亡した事例があり、病院内の検討会では「医療事故には該当しない」と判断を下していたようです。
執刀医は同一外科医でした。

しかし、岐阜県への情報提供があり、2022年10月に県が病院への立ち入り検査を行い、その結果「死亡事例について再検討が必要である」と病院へ伝えたようです。

それを受けて病院は「事案を再検討し、今後は県の指導に沿った対応ができるよう死亡後の検討体制などの見直しを進める」と発表したようですが、釈然としません・・・

病院内の検討会が適切に行われていたならば県から指摘をされても「きちんと検討した上で、問題なかったと判断しました」で良いでしょうし、今回のように県からの指摘を受けて「事案を再検討し、、、」との回答になるならば、院内検討会が機能していないという事になります。

肝臓手術については私は詳しくありませんし、当時の詳細な状況もわからないので、手術やその体制が適切だったか否かはわかりません。

しかし、今回の病院の対応については、不適切だと思われます。

一般企業における問題発生時にも同じことが言えるかと思いますが、きちんとした検討がなされる「内部」検討会は難しいのでしょうか・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?