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スマホが聴診器に!

<米国FDAがスマホで心音・呼吸音を聴くアプリを医療機器として認証しました。今後は、AIソフトウェア医療機器は世界中で増えるでしょう>

 アメリカの食品医薬品局(FDA)が、スマーフォンのアプリを医療機器として6月に認可したようです。

ソフトウェア医療機器という事です。

このソフトウェアを開発したSparrow BioAcousticsはホームページを見てみるとカナダの会社のようです。

このアプリをダウンロードしたスマホを、人(患者さん)の胸に当てると、心音および呼吸音が聞こえる(スマホから)&音の波形がスマホに表示されるというもののようです。

このソフトウェアに自動解析で診断してくれるAIが組み込まれているのかはホームページからはよくわかりませんが、現在その機能が無いとしても付加されるのは時間の問題でしょう。

つまり、スマホを患者さんの胸に当てれば「心室中隔欠損の疑いがあります」や「気管支喘息の可能性があります」とスマホが教えてくるという事までしてくれることになるでしょう。

私は、整形外科医で聴診器はあまり使わないので、慣れていません。

そのような医師にとっては、このアプリはとても助かります。

日本でも日本の企業開発のソフトウェア医療機器(アプリ)がいくつか認可されてきていますが、日本での医療機器開発も頑張ってほしいです。

また、それらを認証・承認するPMDA(医薬品医療機器総合機構)や厚労大臣も適切かつ迅速におこなって頂きたいです。

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