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国立大学医学部で、教授の主観により?留年した複数の学生が大学に質問状を提出

ある国立大学医学部で2020年に入学した120人(112人との情報も)のうち3年生(前期)までに留年が確定した学生が約40人いて、そのうちの24人が特定の一人の教授の単位を取得できなかったことによる留年だそうです。

1年次に9人、2年次に7人、3年(前期)次に8人がこの科目で単位を落とし、それは必修科目。

何の科目なのか気になり調べたところ「医学哲学・倫理学」が専攻である講座の「医の倫理学」「医系の人間学」だったようです。

なかなか難しそうでもあり大切そうな領域です。

そして、単位を落とした授業は「即興演劇」とも言われている様です。
患者役の人に対して、学生が医師役を演じるというもので、患者役は本物の舞台俳優などが演じていたこともあったようです。

この時点で、注目されそうですが、問題なのは「この時の学生の振る舞い(演技)の評価基準が不透明」という点です。

大学への質問状の趣旨は「評価方法等について照会があった場合、丁寧かつ具体的に説明する義務がある」事を求めているようです。

医師の人間力

確かに患者さんを診察・治療する医師は、人間力を求められます。

今までの医学部教育は、そういう点を疎かにしていたと思います(私の学生時代はほぼありませんでした)。

ですので、倫理学・人間学の教育を大事にしていくべきとは思います。

しかし、人間力を一部の人間によって安易に否定されるのは、もっと問題であると感じます。

授業とその評価方法の詳細が分かりませんが、大学ではより良い教育がなされてほしいと思います。

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