はじめに:双極症の基本情報 今年で双極症と診断されてから10年が経つ。 診断されたのは大学4年生のとき。 自分の身体なのに自分で制御できない症状に振り回された。 今回、診断された前後の学生生活を振り返りたいと思う。 その前に「双極症」について説明しようと思う。 あまり聞きなじみのない病名かもしれない。 「双極症」は「双極性障害」や「躁うつ病」とも呼ばれる精神疾患で、時代に応じて疾患名が見直されてきた歴史がある。 双極症の特徴は気分が高揚する躁状態と気分が落ち込むうつ状態
大学四年生の秋、双極性障害Ⅰ型と診断された。初めて体験した気分の落ち込みから、すでに四年の月日が経過していた。 今回、診断に至るまでの学生時代と障害者としての就職活動を振り返りたい。 高校時代 なんとか手に入れた大学への切符 将来の夢は、医療従事者。 人の役に立つ仕事に就きたいと子どもの頃から考えていた。 高校生の時に「作業療法士」という職業に出会う。作業活動をリハビリに取り入れるところに面白さを感じ、進学するならば、作業療法を学べるところが良いと考えていた。 高
自己紹介はじめまして。じゅんじゅんと申します。現在は、双極性障害1型の当事者としての経験をもとにメンタルヘルスに関する情報発信をYouTubeを中心に行っています。 双極性障害と診断がついてから、早いもので約10年が経過しようとしています。時が経つのは早いです。気分の波の乱高下を防ぐために今後も継続して服薬は行う必要があります。障害を自分の一部として受け入れることもできており、今の自分を形成している一部だと思っています。 障害の受容はなぜできたのか?私は作業療法士の資格も